FX取引では、各金融商品の値動きも合わせて把握することで取引がしやすくなります。
原油・金取引の決済は米ドルの為、原油や金が売られ価格が下落すれば、米ドルが買われ米ドルは上昇する傾向があります。
今回は、米ドルと原油価格・金価格の関係性と取引方法についてご紹介します。
目次
原油価格と米ドルの関係性
上記のチャートは、2017年4月18日~20日の原油価格とドルの値動きを重ねたチャートです。ドルと原油がほぼ逆の動き(逆相関)になっています。
原油高 → ドル安
原油安 → ドル高
原油とドルの関係性の理由
原油需要不振 → 原油安 → 世界的にドルに資金が流れる
米利上げによりドルが買われる → 資金がドルに集まる → 原油安
世界的にみて原油が供給過多になっている場合は、原油安になりドルが高くなる傾向があります。反対に原油が需要高の場合は、原油高になりドル安になる傾向があります。
そのため、世界情勢と原油に関するニュースにも注目することで将来的なドルの値動きを掴むことも可能です。
金価格と米ドルの関係性
上記のチャートは、2017年4月9日~2017年4月20日にかけての金価格とドル円の4時間足チャートです。
原油とドル円の値動きと同様に、金価格とドル円の値動きは、逆相関でほぼ反対の値動きになっています。
金価格上昇 → ドル安
金価格下降 → ドル高
金価格とドルの関係性の理由
米ドル安 → ヘッジとして安全資産の金が買われる
世界的リスク懸念 → 通貨の逃避先として安全資産の金が買われる
金下落 → 基軸通貨のドルに資金が流れる
米国金利が低下 → ドル安 → 金価格の上昇
金自体の採掘量や需要によって金価格が独自に変動することもありますが、基本的には金は米ドルと正反対の値動きをします。
MT4のチャートに他の通貨ペアを重ねて表示するには?
FX取引ツールのMT4(MetaTrader4)のインジケータ「OverLay Chart.mq4」を使用することにより、他の通貨ペアを重ねてチャートに表示することが出来ます。
「OverLay Chart.mq4」の使い方は、下記のリンクよりご参考頂けます。
XM Tradingでは金や原油などの商品CFDにも投資可能
海外FX業者のXM Trading(エックスエム トレーディング)では、FX(外国為替)取引だけではなく金や原油などの商品CFDへも投資可能です。
商品CFDの取引方法もFXと同じで、MT4から新規チャート→CFD FutureのカテゴリからCFDのチャートを表示して取引が出来ます。
※海外FX業者の「XM Trading(エックスエム トレーディング)」では、裁定取引を禁止していますのでご注意下さい。当サイトで相関取引を推奨している内容では御座いません。