Mac版のMT4/MT5が起動しないときの対処法
MacのMT4/MT5が起動しない場合、MacのOSがCatalinaより前であれば「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「全てのアプリケーションを許可」にチェックを入れることでMT4/MT5が起動するようになります。
MacのOSがCatalina以降の最新バージョンの場合は、仕様上MT4やMT5は起動することができません。この理由は、OSのCatalina以降は、2020年2月時点でMacでWindowsベースのアプリを動作させるWineに対応していないためです。
「でも、どうしてもMacでMT4やMT5を使いたい!」という場合の対処法について解説します。
2020年11月12日追記: Windowsベースのアプリを動作させるWineに対応していないため、Mac対応MT4/MT5が起動しない問題が解決されました。現在、XMTrading公式サイトの「プラットフォーム → Mac対応MT4(MT5)」リンクから最新版のMT4/MT5をMacにインストールすることで、MT4/MT5が起動するようになりました。
日本語が文字化けする際は、「Mac版 MT4 日本語 文字化け 解決方法」を参考に修正できます。
MacでMT4/MT5を使えるようにするための対処法一覧
MacでMT4やMT5が起動しない場合の対処法として、大きくわけて下記4つの方法があります。
無料でできる方法と有料で対処する方法を一つずつ解説していきます。もちろん、無料より有料の対処法の方が便利です。
1.【無料】MacのOSがCatalina未満 → 設定でMT4/MT5を使えるようにする
MacのOSがCatalinaより前の古いバージョンであれば、環境設定から設定すればMT4やMT5が起動できるようになります。
手順1. 「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」を開く
Macのシステム環境設定を開き、セキュリティとプライバシーの項目をクリックして開きます。
手順2. 「すべてのアプリケーションを許可」にチェックを入れる
- 鍵アイコンをクリックしてMacのパスワードを入力する
- 「すべてのアプリケーションを許可」にチェックを入れる
既に「すべてのアプリケーションを許可」にチェックが入っており、MT4起動時に「開発元が未確認のため開けません」と表示されている場合は、「セキュリティとプライバシー」画面で「○○は開発元を確認できないため、開けませんでした。」の隣にある「このまま開く」をクリックします。
以上の簡単な設定でMT4やMT5を起動できるようになります。(※MacのOSがHigh Sierraより前のバージョンの場合)
「すべてのアプリケーションを許可」が表示されない場合
MacのOSがHigh Sierra以後のバージョンの場合は、セキュリティとプライバシー画面で「すべてのアプリケーションを許可」が表示されませんので、表示するように設定をします。
Finder→「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」をクリックし、ターミナル画面で下記のコマンドを入力し、キーボードのEnterキーを押します。
sudo spctl –master-disable
Macのパスワードを入力してキーボードのEnterキーを押します。(パスワードを入力しても画面に*マークなどは表示されませんが、きちんと認識しているので心配いりません。)
以上の設定で、セキュリティとプライバシー画面で「すべてのアプリケーションを許可」が表示されるようになります。
2.【有料】Boot CampなどでWindowsをMacにインストールする
Boot Campとは、Macに標準でインストールされているユーティリティで、MacOSとWindowsを切り替えて使うことができます。
Windowsは、Microsoftから別に購入しMacへインストールする必要があります。Boot Campは、MacOSとWindowsを同時に使うことができませんので、どちらか一つを切り替えて使うことになります。
WindowsにMT4やMT5をインストールすれば、MacのBoot Camp機能でWindows使用時にMT4やMT5を使うことができるようになります。
その他、仮想環境ソフトウェアの「Virtualbox」や「【Parallels】」を使うことで、MacにWindowsをインストールすることができます。この2つの仮想環境はMacOSとWindowsを同時に操作することができます。(MacOS画面でWindows画面を別に表示して操作するイメージ)
MacOSを使いながらMT4やMT5を使いたい場合は、Windowsも同時操作が可能な「Virtualbox」や「【Parallels】」がオススメです。MacOSを使わずWindowsだけで十分ならBoot Campがオススメです。
3.【有料】VPS(仮想専用サーバー)を利用する
VPS(仮想専用サーバー)とは、1台のサーバーの中に仮想的に複数のサーバーを構築したサーバーです。ユーザーごとにゲストOSやメモリ、CPUの性能が確保されており、自身のパソコンにWindowsをインストールしなくてもオンライン上でWindowsなどのOSを使うことができるサービスです。
VPS契約時にWindows Server OSのプランを選べば、Windowsを別に購入することなくMT4やMT5をインストールして使うことができます。有名なところでは、FXに特化したVPSのお名前.com デスクトップクラウドです。面倒な設定なくすぐに利用できます。
お名前.com デスクトップクラウドは、スマホやタブレット端末からもVPSに接続してパソコン版のMT4を使えるのもメリットの一つです。カスタムインジケーターも使うことができます。
尚、EA(自動売買機能)を使う場合は、24時間MT4/MT5を起動しておく必要があるため、VPSは必須となります。


XMTRADINGでは、条件付きで無料で専用VPSを使うことができます。
4.【無料】MT4ウェブトレーダーを利用する
MT4ウェブトレーダーとは、ブラウザ上でMT4が使えるウェブ版のMT4です。ブラウザ上で動作するため、OSの環境に影響されずMT4を使うことができます。
MacにMT4をインストールしないので、Mac版のMT4で発生する文字化けも発生せず快適に使うことができます。
ただし、チャートの分割機能やオリジナルのカスタムインジケーターを使えない点はデメリットです。チャート分割機能やカスタムインジケーターを使いたい場合は、その他の対処法をオススメします。
5.【無料】MacOSをダウングレードする
Catalina以降の最新バージョンからCatalinaより前のバージョンのOSへ戻すことで、MT4/MT5を使えるようになります。Catalinaより前のバージョンでMT4/MT5が使えるようになる理由は、Catalinaより前のバージョンのOSであればWindowsベースのアプリを動作させるWineが対応しているためです。
Catalina以降のOSをインストール前にTime Machineを使ってMacのバックアップを作成していた場合は、以前のバージョンのOSに簡単に戻すことができます。
もし、Time Machineを使ってMacのバックアップをしていない場合は、MacOSの再インストールをすることもできます。
ダウングレードする前の注意点
Mac上のファイルに行ったすべての変更が消去されますので、大切なファイルはUSBなどに保存しておきましょう。
また、予期せぬ不具合になることもあるので、Time Machineを使ってMacのバックアップを作成しておくこともお勧めします。
まとめ
現在のOSバージョンを確認する
まずは、ご自身のMacOSがどのバージョンか確認しましょう。Mac画面の左上にある Apple メニューから「このMacについて」を選択するとバージョンを確認できます。
Catalinaより前のOSなら環境設定をする
Catalinaより前のOSであれば、「1.MacのOSがCatalinaより前 → 設定でMT4/MT5を使えるようにする」の対処法である、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「全てのアプリケーションを許可」にチェックを入れることでMT4/MT5が起動するようになります。
Catalina以降の最新OSで無料でMT4/MT5を使えるように対処したい
Catalina以降の最新OSで無料でMT4/MT5を使えるように対処したい場合は、「4. MT4ウェブトレーダーを利用する」「5. MacOSをダウングレードする」の方法どちらかお好きな方を選べます。
ブラウザ版のMT4も使いたくない、OSのダウングレードもしたくない
ブラウザ版のMT4も使いたくない、OSのダウングレードもしたくないのであれば、有料で対処できる「2. Boot CampなどでWindowsをMacにインストールする」「3. VPS(仮想専用サーバー)を利用する」の方法どちらかを選べます。
その他、「ブラウザ版のMT4も使いたくない、OSのダウングレードもしたくない」「費用がかかるのは嫌」というのであれば、現時点でMacでMT4/MT5を使える方法はありませんので、MacのWineプログラムが、最新OSに対応されるまで待つしかありません。
Wineが最新MacOSに対応するか、MT4/MT5開発元のMetaQuotes社がMacに対応するかどうかが問題なので、XMTRADINGのMT4/MT5だけが最新OSのMacで使えないというわけではなく、どのFX業者でも同じです。
MT4/MT5だけではなく、Windowsベースの全てのアプリに関しても最新MacOSでは動きませんので、XMTRADING側の責任ではないことはご理解いただければと思います。