MT4で注文できない原因と解決方法
MT4/MT5で注文できない時は、主にXMTradingの口座タイプに合った正しいチャートを選択していないことが原因です。また、商品CFDの場合は、取引可能な限月を過ぎたチャートを表示していても取引ができませんので、適切なチャートを選択することで取引できるようになります。
この記事では、MT4で「発注リンクがない」「注文ボタンがグレーアウトして押せない」等、MT4で注文できない原因と解決方法についてご紹介しています。
MT4/MT5 注文できない 原因と主なトラブル別 解決方法
MT4/MT5トラブルと解決方法の一覧表
MT4 / MT5で注文できない原因を、主なトラブル別に分けて一覧表にしています。
取引できない原因 | 主なトラブル | 解決方法 |
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トラブル症状例
注文ボタンがグレーアウトして押せない
考えられる原因
チャートに「アップデート待機中」と表示される
発注リンクがない
「証拠金不足です。」と表示される
考えられる原因
「現在価格から◯◯ポイント圏内の注文は発注できません。」と表示される
考えられる原因
上記トラブル症状の解決方法は、下記の項目で原因別にご紹介しています。
原因1. 取引時間外、または祝日
- 注文ボタンがグレーアウトして押せない
- チャート(為替レート)が動かない
まずは、取引時間を確認しましょう。FXやCFDは、土日が休場となるため取引でません。また、各国の祝日によっては、CFD銘柄が一部取引できないときがあります。これはXMTradingに限らず、すべての取引業者共通です。
尚、月曜日の取引開始時刻と土曜日の取引終了時刻については、各取引業者毎に多少異なります。XMTradingにおけるFXの取引時間は以下の通りです。
- 冬時間の取引時間
(日本時間)月曜日 07:05 – 土曜日 06:50
- 夏時間の取引時間
(日本時間)月曜日 06:05 – 土曜日 05:50
サマータイムの時期: 3月最終日曜日 午前1時 ~ 10月最終日曜日 午前2時まで
クリスマスは休場、年末年始は取引時間に影響がでますので、XMTradingから公表された年末年始取引時間を確認するようにしましょう。
CFDは、各銘柄によって取引時間が異なります。下記の記事から全銘柄の取引時間を確認できます。
解決方法
取引時間内に注文する
原因2. すべての銘柄を表示していない
- 銘柄が表示されない
MT4やMT5は、初期表示では最低限の銘柄・通貨ペアしか表示されていないので、ご希望の銘柄が表示されていない場合は、すべての銘柄を表示する設定をします。
また、口座タイプが異なる口座へログインする時や限月が変更された時も、すべての銘柄を表示する設定をし直します。
MT4 / MT5の画面左の「気配値表示」枠の上で右クリック→「すべて表示」をクリックすることで、取引可能なすべての通貨ペア・銘柄を表示することができます。
特定の通貨ペアや銘柄を気配値表示枠内に表示させたり、不要な通貨ペアを非表示にする整理方法は、「MT4/MT5の気配値を整理して希望の通貨ペア・銘柄だけを表示する方法」の記事で解説しています。
解決方法
「気配値表示」枠の上で右クリック→「すべて表示」をクリックする
原因3. 口座タイプに合ったチャートを表示していない
- チャートに「アップデート待機中」と表示される
- 注文ボタンがグレーアウトして押せない
- 発注リンクがない
XMTradingで取引できない一番の多い原因は、口座タイプ毎のチャートを表示していないことです。
XMTradingは、「Micro口座・Standard口座・Zero口座・KIWAMI極口座」の4種類の口座タイプがあります。各口座タイプ毎の専用チャートを表示しなければ、注文することができません。
Group Micフォルダの中の「通貨ペアmicro」(通貨ペア名の後ろにmicro表記)
(例)USDJPYmicro
ForexやCFDフォルダの中の「通貨ペア名」だけの表記
(例)USDJPY
Group ZRフォルダの中の「通貨ペア.」(通貨ペアの後ろに「.(ドット)」表記)
(例)USDJPY.
Group KIWAMIフォルダの中の「通貨ペア#」(通貨ペアの後ろに「#(シャープ)」表記)
(例)USDJPY.
解決方法
ログインしている口座タイプに合った適切なチャートを表示 → チャート選択して「新規注文」ボタンをクリック
原因4. 証拠金不足
- 「証拠金不足です。」と表示される
口座残高(証拠金)に対して必要証拠金が不足していると取引ができません。注文ロット数を下げて、取引する必要証拠金が口座残高(証拠金)以下にする必要があります。
必要証拠金計算方法
約定レート × 取引通貨単位 × 数量 ÷ レバレッジ = 必要証拠金
例えば、最大レバレッジ1000倍で、ドル円が110円の時に1 Lotを売買する場合は、下記の計算式になります。
110.00円 × 100,000通貨 × 1ロット ÷ 1000倍 = 11,000円
上記条件の場合は、口座に最低でも12,387円以上ないと証拠金不足により取引できない計算です。
しかし、必要証拠金ギリギリの口座残高で取引してしまうと、少し為替レートが動いただけですぐにロスカットになってしまうので、必要証拠金に対して口座残高は余裕をもって多い方がリスクが低くなります。
解決方法
必要証拠金を確認し、口座残高(証拠金)以内の必要証拠金になるように注文ロット数を調整します。
原因5. スプレッド以上の幅で指値注文していない
- 「現在価格から◯◯ポイント圏内の注文は発注できません。」と表示される
◯◯ポイント圏内の発注ができないのは、「売り」と「買い」の差によるスプレッド分がある為です。
例えば、「40ポイント」というのは「4 pips」を意味しています。40ポイント(4pips)以上の価格を入力すると指値注文が可能になります。
しかし、4 pipsのスプレッドがあるというわけではなく、価格を指定する指値注文をする上で、最低限4 pips以上の価格指定をしなければならないという意味です。
解決方法
○○ポイント以上の価格を入力する。○○ポイントは、銘柄により異なる。
原因6. 注文種別に対する価格指定値が間違っている
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
「注文種別」と「価格」の値に相違があると注文できません。
例えば、Buy Limit(価格が下落したときに、買いたい場合)を指定して、現在値より高い値を入力している場合は注文ボタンを押せません。Buy Limitの場合は、現在値より低い価格を入力する必要があります。
- Buy Limit(指値買い): 価格が下落したときに、買いたい場合
- Sell Limit(指値売り): 価格が上昇したときに、売りたい場合
- Buy Stop(逆指値買い): 価格が上昇したときに、買いたい場合
- Sell Stop(逆指値売り): 価格が下落したときに、売りたい場合
解決方法
「注文種別」に対し、適切な「価格」を入力する
原因7. 最低注文ロット数が適切でない
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
銘柄や口座タイプごとに最低・最大注文可能ロット数が異なります。
基本的にFXであれば、0.01ロット単位で取引できます。XMTrading Micro口座のMT5は、最低注文可能ロット数は、0.1ロット単位となります。
商品CFD銘柄は、最低注文可能ロット数は1ロット単位が基本です。
解決方法
銘柄や口座タイプに合った適切な注文ロット数を入力する
原因8. 取引可能な限月が過ぎている(CFD)
- チャートに「アップデート待機中」と表示される
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
- チャートが動かない
- 発注リンクがない
商品CFDは、銘柄により各取引時間が異なります。
また、限月という取引期限もあるので、適切な限月のチャートを表示し、取引時間内に注文することで取引ができるようになります。
CFD銘柄 取引時間
CFD銘柄の取引時間は、XMTrading公式サイトの「商品-スプレッド/条件」の「取引時間」タブから確認できます。
また、下記の記事でもXMTradingにおける全銘柄の取引時間をご紹介しています。
CFD 限月 満期日 確認
XMTradingにおける各CFD銘柄の限月と満期日は、XMTrading公式サイトの「商品-スプレッド/条件」の「カレンダー」タブから確認できます。
期限を過ぎた銘柄は取引できないので、改めてMT4 / MT5画面左の「気配値画面で右クリック → すべて表示をクリック」して、新しい期限のチャートを表示し直すことで、チャートから新規注文ができるようになります。
尚、満期日に決済せずにそのままポジションを保有していると、満期日対象銘柄のみ強制的に決済されます。
解決方法
取引したい銘柄の取引時間を確認し、取引時間内に注文する。
満期日が過ぎたチャートは閉じ、新しい限月のチャートを表示し直す。
原因9. 90日間取引していない口座
- ログインできない
注文できない前にそもそもMT4にログインできない場合は、90日間取引していない口座で自動的に閉鎖されている可能性があります。
XMTRADINGは、90日間取引していない残高が無い口座については、自動的に閉鎖される仕様です。
残高がある90日間取引していない口座については、月々5米ドルの口座維持手数料が差し引かれます。
解決方法
XMTRADING公式サイトから新たに口座を作り直す