FXの証拠金・必要証拠金・有効証拠金・証拠金維持率

FXにおける「証拠金・必要証拠金・余剰証拠金・有効証拠金・証拠金維持率」は、FXの取引をするうえで必要最低限理解しておいた方がよい専門用語です。

この記事1ページだけで、各証拠金の意味を理解できるようになります。

証拠金とは

証拠金とは、FX取引会社へ担保として預けるお金のことです。預託金/保証金とも呼ばれます。

担保で預けたお金は、そのままXMの口座残高に反映され、取引ツールMT4 / MT5の「残高」の項目に表示されます。

MT4の残高

この担保としてFX会社へ預けた取引証拠金を元に、レバレッジ取引を可能にします。XMのレバレッジは、最大で888倍を提供しているので、証拠金(残高)の最大888倍の金額までを売買できます。

例えば、80,000円の証拠金(残高)であれば、8万円 × 888倍の7,104万円分の取引ができるということです。

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必要証拠金とは

必要証拠金とは、取引する際に最低限必要な証拠金(資金)です。

当然、必要証拠金は口座残高(証拠金)以内でなければ取引はできません。取引する際の必要証拠金に対し、十分な口座残高(証拠金)があるかを確認しながら取引しないと、大きなリスクに繋がります。

必要証拠金の計算式

取引前に売買したい通貨ペアの必要証拠金がいくらなのかを、自分である程度計算することで適切な取引量を判断できます。(取引後の必要証拠金は、MT4 / MT5に表示されます)

必要証拠金の計算式

「約定レート」 × 「取引通貨単位」 × 「数量」 ÷ 「最大レバレッジ」 = 「必要証拠金」

必要証拠金の計算例

計算条件
  • ドル円の為替レートが120.00円の時に新規注文
  • XMスタンダード口座で1ロット(10万通貨)の量を取引
  • 最大レバレッジ888倍
  • 「約定レート」 × 「取引通貨単位」 × 「数量」 ÷ 「最大レバレッジ」 = 「必要証拠金」
  • 「120.00円」 × 「10万通貨」 × 「1ロット」 ÷ 「888」 = 「13,514円」

以上の計算により、必要証拠金は13,514円になります。

つまり、ドル円120円で1ロット(10万通貨)を最大レバレッジ888倍で取引するには、最低でも口座残高に13,514円以上ないと取引ができないことを意味します。

計算が面倒の場合は、自動計算してくれる計算ツールもXMから提供されています。

必要証拠金計算ツールの詳細を下記の記事でご紹介しています。

有効証拠金とは

有効証拠金とは、証拠金(残高)に、現在保有しているポジションの合計評価損益を加減した金額です。

有効証拠金の計算式

有効証拠金は、自分で計算しなくても取引ツールのMT4やMT5の取引タブで自動的に確認できますが、どのように計算され表示されているのかを理解するために計算式をご紹介します。

有効証拠金の計算式

「証拠金(残高)」 + 「評価損益」 = 「有効証拠金」

例えば、証拠金(口座残高)が10万円、評価損益で5万円の利益がでているなら、「10万円 + 5万円 = 15万円」が有効証拠金となります。

反対に、5万円の損失が出ているなら、「10万円 – 5万円 = 5万円」有効証拠金となります。

有効証拠金の計算式はとても単純です。MT4 / MT5画面下の取引タブから「有効証拠金」項目で現在の有効証拠金を確認できます。

MT4の有効証拠金表示

余剰証拠金とは

余剰証拠金とは、新規注文で利用可能な口座残高です。

余剰証拠金内で追加の注文ができます。余剰証拠金以上の必要証拠金が必要の場合は、必要証拠金不足により取引できません。

余剰証拠金の計算式

余剰証拠金も、自分で計算しなくても取引ツールのMT4やMT5の取引タブで自動的に確認できますが、どのように計算され表示されているのかを理解するために計算式をご紹介します。

余剰証拠金の計算式

「有効証拠金」 - 「取引中の合計必要証拠金」 = 「余剰証拠金」

例えば、有効証拠金が10万円で取引中の合計必要証拠金が4万円の場合は、「10万円 – 4万円 = 6万円」となり、残り6万円以内で追加の取引が可能となります。

下記の画像は、新規注文した直後(損益±0)のキャプチャーです。残高10万円に対し、必要証拠金は445円しか使っていないので、スプレッド分を差し引いた99,502円が余剰証拠金として表示されています。

MT4余剰証拠金画面

証拠金維持率とは

証拠金維持率とは、必要証拠金に対する、有効証拠金の残高の比率です。

証拠金維持率が低い程リスクが高くなり、XMは20%を下回るとロスカット(強制決済)になります。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率も、自分で計算しなくても取引ツールのMT4やMT5の取引タブで自動的に確認できます。評価損益により変動するので、ポジションを保有していれば証拠金維持率も常に変動して表示されます。

証拠金維持率の計算式

「有効証拠金(資産合計 + 評価損益 – 出金依頼金)」 ÷ 「必要証拠金合計」 × 100 = 「証拠金維持率」

証拠金維持率の計算例

計算条件
  • 有効証拠金10万円
  • ドル円の為替レートが120.00円の時に新規注文
  • XMスタンダード口座で1ロット(10万通貨)の量を取引
  • 最大レバレッジ888倍
  • 「有効証拠金(資産合計 + 評価損益 – 出金依頼金)」 ÷ 「必要証拠金合計」 × 100 = 「証拠金維持率」
  • 「100,000円」 ÷ 「13,514円(10万通貨 × 120円 ÷ 888倍)」 × 100 = 「739.97%」

上記条件で計算すると、新規注文時に739.97%の証拠金維持率となります。

ちなみに証拠金維持率739.97%は、実効レバレッジ120倍となります。(88,800 ÷ 739.97 = 120)

損失が膨らみ、証拠金維持率が20%になるとロスカット(強制決済)になるので注意しましょう。

ロスカットされるまでのレート

XMの場合、証拠金維持率が20%を下回るとロスカットになるのは前述した通りですが、比率表示だけでは取引中の通貨ペアがどれくらい下がったら、ロスカットになるのかが把握できません。

そこで、ロスカットされるまでのレートを計算する方法もご紹介します。

まずは、「ロスカット基準額」を計算します。(上記、「証拠金維持率の計算例」の条件で計算しています。)

ロスカット基準額 計算式
  • 「必要証拠金」 × 「ロスカット水準 20%」 = 「ロスカット基準額」
  • 「13,514円(10万通貨 × 120円 ÷ 888倍)」 × 「20%」 = 「2,703円」

複数取引している場合は、各ポジション合計の必要証拠金で計算します。

有効証拠金からロスカット基準額を差し引いて取引数量で割れば、どれくらい為替レートが動くとロスカットされるかの価格幅を知ることができます。

ロスカット基準額 計算式
  • (「有効証拠金」 - 「ロスカット基準額」) ÷ 「取引数量」 = 「ロスカットされる価格幅」
  • (「100,000円」 - 「2,703円」) ÷ 「100,000通貨」 = 「0.97円」

上記計算により、新規注文したときの為替レートから0.97円損失の方向へ動くと、ロスカットになることを把握できます。

上記例では、120.00円で新規注文しているので、売り注文の場合は120.97円(120円 + 0.97円)、買い注文の場合は、119.03円(120円 – 0.97円)になるとロスカットとなります。