エンベロープ(Envelopes)とは、移動平均線を基準に上下一定の幅に乖離させたテクニカル指標です。

移動平均線から一定の乖離率の範囲内で価格が推移する傾向を判断して売買に役立てます。

この記事では、エンベロープを使った取引方法について図解入りでご紹介しています。

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エンベロープを利用した2つの取引方法

エンベロープを利用した取引は、「上限・下限からの逆張り」「トレンド相場において中央値から上限/下限に向けての順張り」と主に2つの取引方法があります。

1. 上限・下限からの逆張りによる取引方法

ハッキリとしたトレンドがない相場において、エンベロープの上限/下限に価格が到達した地点で逆張りによる取引が可能です。

エンベロープ取引例

上記チャートでは、1時間足チャート、期間14、偏差0.25%のエンベロープを表示しています。

エンベロープの上限に価格が到達した地点(青丸箇所)で売り、下限に到達した地点(赤丸箇所)で買い、売買とは反対方向に動いた時点(緑三角箇所)で損切りという取引例ができます。

売買方法

トレンドがない相場にて、エンベロープの上限で売り、下限で買いによる逆張り取引で利益を狙う

2. 中央値から上限/下限に向けての順張りによる取引方法

トレンド相場において、エンベロープの中央値から上限/下限に向けて順張りによる取引が可能です。

エンベロープ取引例

上記チャートでは、4時間足チャート、期間14、偏差0.50%のエンベロープを表示しています。

このチャート例は下落トレンドなので、エンベロープ中央値(移動平均線)(青丸箇所)で売り注文を行い、エンベロープの下限(赤丸箇所)で決済、上限に到達(緑三角箇所)したら損切りという取引例ができます。

売買方法

トレンド相場にて、エンベロープの中央値で順張り、上限/下限で決済の取引で利益を狙う

エンベロープを利用した取引方法まとめ

  • エンベロープは移動平均線から一定の乖離率を表示させた指標
  • 上限・下限からの逆張り取引
  • 中央値から上限/下限に向けての順張り取引
  • 偏差の値はボラティリティによってその都度変更

以上、エンベロープを使った取引方法をご紹介しました。

エンベロープは、トレンドがない相場でもトレンドがある相場でもどちらでも順張り/逆張りで取引が可能ですが、相場のボラティリティによって偏差をその都度変更する必要がある点だけ注意です。

エンベロープをチャートに表示したらずっと使えるわけではないので、取引する前に偏差を変更してその時の相場に適した値にしなければなりません。

エンベロープの偏差については、下記のリンク先の記事でご紹介しています。

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