MT4で指定した時間に最大6つの異なる垂直線を引ける「Vertical Time Lines」の使い方

Vertical Time Linesの表示例
Vertical Time Linesの表示例

インジケーター「Vertical Time Lines」は、指定した時間に最大6本の垂直線をMT4のチャート上に自動的に描画できるツールです。

市場のオープンやクローズ、為替レートが動きやすいニューヨーク市場の時間帯など、重要な時間帯に合わせて垂直線を引くことで、特定の時間帯を視覚的に強調し、取引の判断がしやすくなります。

例えば、ニューヨーク市場のオープン時間に垂直線を設定することで、価格変動が大きくなる可能性のある時間帯を一目で確認でき、トレーダーはその時間に向けた戦略を立てやすくなります。

また、他の市場のオープンやクローズ時間にも垂直線を設定することで、複数の市場が同時に動く時間帯や、流動性が高まる瞬間を逃さずに取引を行うことができます。

このように、「Vertical Time Lines」インジケーターを活用することで、時間軸を意識したトレーディングが容易になり、特定の時間帯に集中した戦略的な取引が可能となります。

この記事では、「Vertical Time Lines」インジケーターの使い方を解説しています。

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目次

「Vertical Time Lines」の利用手順

STEP

「Vertical Time Lines」のダウンロード

下記のMQL5公式サイトから、「Vertical Time Lines」をダウンロードします。

下記URL先の「vertical_time_lines.mq4」をクリックして、mq4ファイルをダウンロードします。

https://www.mql5.com/ja/code/12266

Vertical Time Linesのダウンロード
「vertical_time_lines.mq4」をクリック
STEP

MT4のデータフォルダを開く

MT4を起動してMT4画面メニューの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。

MT4のデータフォルダを開くをクリック
データフォルダを開く
STEP

「vertical_time_lines.mq4」を「Indicators」フォルダへ移動

データフォルダが開いたら「MQL4」→「Indicators」のフォルダを開き、先程ダウンロードした「vertical_time_lines.mq4」ファイルをスライドして「Indicators」フォルダへ移動(ドラッグ・アンド・ドロップ)します。

Indicatorsフォルダへ移動
Indicatorsフォルダへ移動
STEP

MT4のインディケータ上で右クリックして更新

MT4のナビゲーター枠の「インディケータ」を右クリックして「更新」をクリックします。

インディケータを選択後に右クリック→更新をクリック
STEP

チャートへvertical_time_linesを適用

更新をするかMT4の再起動をすると、追加した「vertical_time_lines.ex4」がインディケータ項目に表示されます。

MT4画面左枠の「ナビゲーター」→「インディケータ」→「vertical_time_lines」を選択し、適用したいチャートにドラッグ&ドロップします。

ご希望のチャートへ適用

画面上メニューから「挿入」→「縦線分析ツール」→「カスタム」→「vertical_time_lines」を選択しても同じく適用されます。

STEP

vertical_time_linesの設定

パラメーターの入力タブから表示の設定をします。

多くのパラメーターが並んでいますが、基本的に設定方法は、各ライン2箇所のみと簡単です。

vertical_time_linesの設定項目
vertical_time_linesの設定
vertical_time_linesのプロパティ設定項目
  • Visible: true→表示 / false→非表示
  • Time: 垂直線を引きたい時間の指定

「Line 1 Visible」を「true」にすることで垂直線1が表示されます。

その下の「Line 1 Time」を指定することで、その時間に垂直線が表示されます。

その他、色や垂直線のスタイルも変更可能です。

表示時間はGMT+2(夏時間はGMT+3)

XMTradingのサーバーは、GMT+2(夏時間はGMT+3)の時刻で表示されており、日本と7時間の時差(夏時間は6時間)があります。(日本はGMT+9)

例えば、NY為替市場が始まる日本時間の23時(夏時間は22時)に垂直線を引きたい場合は、vertical time linesをサーバー時刻の16時(夏時間は15時)に設定します。

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Vertical Time Linesの表示例

Vertical Time Linesの表示例
Vertical Time Linesの表示例

プロパティで設定した時間に垂直線が表示されます。

標準設定では2つのみ垂直線が表示されるようになっています。Visibleをtrueに設定することで最大6つまで垂直線を引くことが出来ます。

日本時間表示のインジケータと組み合わせ可能

日本時間を追加表示させるインジケータ「JPN_Time_SubZero.mq4」と組み合わせることも可能です。

JPN_Time_SubZero.mq4」と組み合わせた場合
JPN_Time_SubZero.mq4」と組み合わせた場合

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「Vertical Time Lines」インジケータの削除方法

下記の手順にて、「Vertical Time Lines」を削除できます。

STEP
チャートの上で右クリックして表示中のインディケータを選択

チャートの上で右クリック→「表示中のインディケータ」を選択します。

インジケーターの削除手順1
インジケーターの削除手順1
STEP
「vertical_time_lines」を選択して「削除」

「vertical_time_lines」を選択→「削除」ボタンをクリックすると削除できます。

インジケーターの削除手順2
インジケーターの削除手順2

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「Vertical Time Lines」の使い方のまとめ

  • 「Vertical Time Lines」は、指定した時間に最大6本の垂直線をMT4チャートへ描画できるツール
  • 市場のオープンやクローズ、為替レートが動きやすいニューヨーク市場の時間帯など、重要な時間帯に合わせて垂直線を引ける
  • 取引の判断がしやすくなる
  • MQL5公式サイトから無料でダウンロード可能
  • 時間はサーバー時間なので、日本時間にしたい場合は「JPN_Time_SubZero.mq4」を活用する
  • 設定画面のパラメーターの入力の「Time」から垂直線を引きたい時間を指定できる

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