パソコン用のMT4やMT5で注文ができない場合、主な原因はXMTradingの口座タイプに適した銘柄を気配値へ表示していないことです。
さらに、商品CFDの場合、取引可能な限月を過ぎたチャートを表示していると取引ができません。新しい限月を気配値へ表示して、チャートを表示し直すことで、取引が可能になります。
この記事では、MT4/MT5で「発注リンクがない」「注文ボタンがグレーアウトして押せない」等、パソコン用MT4やMT5で注文できない原因と解決方法について、分かりやすく解説しています。
なお、「回線不通」「無効な口座」とエラーが表示される場合は、ログイン情報が正しくないか、口座が閉鎖されているかの影響です。XMTradingは、口座残高が10ドル以下で最終取引から90日間経過すると自動的に口座が閉鎖される仕様です。
MT4/MT5への接続が悪いときの対処法は、下記の関連記事で詳細を解説しています。
XMTradingのMT4/MT5への接続が悪いときの対応策
MT4やMT5で注文できない原因と主なトラブル別の対処方法
MT4やMT5で注文できない原因を、主なトラブル別に分けて一覧表にしています。
取引できない原因 | 主なトラブル | 解決方法 |
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注文ボタンがグレーアウトして押せない場合
下記のリンクから原因と解決方法を参照できます。
チャートに「アップデート待機中」と表示される場合
下記のリンクから原因と解決方法を参照できます。
発注リンクがない場合
下記のリンクから原因と解決方法を参照できます。
注文画面に「証拠金不足です。」と表示される場合
下記のリンクから原因と解決方法を参照できます。
「現在価格から◯◯ポイント圏内の注文は発注できません。」と表示される場合
下記のリンクから原因と解決方法を参照できます。
原因1. 取引時間外や祝日
- 注文ボタンがグレーアウトして押せない
- チャート(為替レート)が動かない
主なトラブル症状としては、注文ボタンがグレーアウトして押せなかったり、チャート(為替レート)が動かなかったりすることがあります。
まずは、取引時間を確認しましょう。FXやCFDは土日が休場となるため、取引はできません。また、各国の祝日によりCFD銘柄が一部取引できないこともあります。これはXMTradingに限らず、すべての取引業者共通です。
なお、月曜日の取引開始時刻と土曜日の取引終了時刻については、各取引業者により多少異なります。XMTradingにおけるFXの取引時間は以下の通りです。
- 冬時間の取引時間
- (日本時間)月曜日 07:05 – 土曜日 06:50
- 夏時間の取引時間
- (日本時間)月曜日 06:05 – 土曜日 05:50
サマータイムの時期: 3月最終日曜日 午前1時 ~ 10月最終日曜日 午前2時まで
クリスマスは休場、年末年始は取引時間に影響が出るため、XMTradingから公表された年末年始の取引時間 を確認しましょう。
CFDは各銘柄によって取引時間が異なります。下記の記事から全銘柄の取引時間を確認できます。
XMTradingにおける各銘柄の取引時間を確認し、取引時間内に注文をすること
原因2. すべての銘柄を表示していない
- 取引予定の銘柄を気配値へ表示していない
MT4やMT5では、初期設定で最低限の銘柄・通貨ペアしか表示されていないため、ご希望の銘柄が表示されていない場合があります。この場合、すべての銘柄を表示するか特定の銘柄を表示する設定を行います。
また、異なる口座タイプにログインする場合や限月が変更された場合も、再度すべての銘柄を表示する設定が必要です。
MT4やMT5の画面左にある「気配値表示」枠の上で右クリックし、「すべて表示」をクリックすることで、取引可能なすべての通貨ペア・銘柄を表示できます。
特定の通貨ペアや銘柄を気配値表示枠内に表示させたり、不要な通貨ペアを非表示にする整理方法は、「MT4/MT5の気配値を整理して希望の通貨ペア・銘柄だけを表示する方法 」の記事で詳しく解説しています。
スマートフォン用のMT4/MT5アプリにおいても、気配値画面に表示されていない銘柄の取引はできない仕様なので、取引予定の銘柄は気配値画面へ表示する設定をします。
- 「気配値表示」枠の上で右クリックし、「すべて表示」をクリックします。
- 「気配値表示」枠の上で右クリックし、「通貨ペア」からご希望の銘柄の表示設定をします。
原因3. 口座タイプに合った銘柄やチャートを表示していない
- チャートに「アップデート待機中」と表示される
- 注文ボタンがグレーアウトして押せない
- 発注リンクがない
XMTradingで取引できない一番の多い原因は、口座タイプに合った銘柄やチャートを表示していないことです。
XMTradingには、「Micro口座」「Standard口座」「Zero口座」「KIWAMI極口座」の4種類の口座タイプがあります。各口座タイプに専用の銘柄を気配値へ表示しなければ、注文することができません。
下記、口座タイプ毎に選択する銘柄名です。
Micro口座の通貨ペア名
Group Micフォルダの中の「通貨ペアmicro」(通貨ペア名の後ろにmicro表記)
(例)USDJPYmicro
Standard口座の通貨ペア名
ForexやCFDフォルダの中の「通貨ペア名」だけの表記
(例)USDJPY
Zero口座の通貨ペア名
Group ZRフォルダの中の「通貨ペア.」(通貨ペアの後ろに「.(ドット)」表記)
(例)USDJPY.
KIWAMI極口座の通貨ペア名
Group KIWAMIフォルダの中の「通貨ペア#」(通貨ペアの後ろに「#(シャープ)」表記)
(例)USDJPY#
- 気配値に口座タイプに合った銘柄名を追加します。
- 口座タイプに合った専用チャートを表示します。
原因4. 証拠金不足
- 「証拠金不足です。」と表示される
口座残高(証拠金)が必要証拠金に対して不足している場合、取引はできません。証拠金不足と表示される場合は、注文ロット数を下げることで、取引に必要な証拠金が口座残高(証拠金)以下になるよう調整します。
必要証拠金の計算方法
約定レート × 取引通貨単位 × 数量 ÷ レバレッジ = 必要証拠金
例えば、最大レバレッジ1000倍でドル円が110円の時に1 Lotを売買する場合、以下の計算式になります。
110.00円 × 100,000通貨 × 1ロット ÷ 1000倍 = 11,000円
上記条件の場合は、口座に最低でも11,000円以上ないと証拠金不足により取引できない計算です。
しかし、必要証拠金ギリギリの口座残高で取引してしまうと、少し為替レートが動いただけですぐにロスカットになってしまうので、必要証拠金に対して口座残高は余裕をもって多い方がリスクが低くなります。
必要証拠金を確認し、口座残高(証拠金)以内の必要証拠金になるように注文ロット数を調整します。
原因5. スプレッド以上の幅で指値注文していない
- 「現在価格から◯◯ポイント圏内の注文は発注できません。」と表示される
これは「売り」と「買い」の差によるスプレッド分が影響しています。例えば、「40ポイント」とは「4 pips」を意味します。指値注文をする際、40ポイント(4 pips)以上の価格を指定すると注文が可能になります。
○○ポイント以上の価格を入力します。○○ポイントは銘柄によって異なるため、各銘柄の要件を確認してから注文を行います。
原因6. 注文種別に対する価格指定値が間違っている
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
「注文種別」と「価格」に相違がある場合、注文はできません。
例えば、Buy Limit(価格が下落したときに買いたい場合)を指定して現在値より高い値を入力すると、注文ボタンを押すことができません。Buy Limitの場合、現在値より低い価格を入力する必要があります。
- Buy Limit(指値買い):価格が下落したときに買いたい場合
- Sell Limit(指値売り):価格が上昇したときに売りたい場合
- Buy Stop(逆指値買い):価格が上昇したときに買いたい場合
- Sell Stop(逆指値売り):価格が下落したときに売りたい場合
「注文種別」に対し、適切な「価格」を入力します。
原因7. 最低注文ロット数が適切でない
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
銘柄や口座タイプごとに最低・最大注文可能ロット数が異なります。
基本的にFXであれば、0.01ロット単位で取引できますが、XMTrading Micro口座のMT5では最低注文可能ロット数が0.1ロット単位です。
商品CFD銘柄では、最低注文可能ロット数が1ロット単位が基本です。
銘柄や口座タイプに合った適切な注文ロット数を入力します。
原因8. 取引可能な限月が過ぎている(CFD)
- チャートに「アップデート待機中」と表示される
- 発注ボタンがグレーアウトして押せない
- チャートが動かない
- 発注リンクがない
商品CFDは銘柄ごとに取引時間が異なり、限月という取引期限があります。適切な限月のチャートを表示し、取引時間内に注文することで取引が可能になります。
CFD銘柄の取引時間
CFD銘柄の取引時間は、XMTrading公式サイトの「商品-スプレッド/条件 」の「取引時間」タブから確認できます。
以下の記事でもXMTradingにおける全銘柄の取引時間を解説しています。
CFD銘柄の限月/満期日の確認
XMTradingにおける各CFD銘柄の限月と満期日は、XMTrading公式サイトの「商品-スプレッド/条件」の「カレンダー」タブから確認できます。
期限を過ぎた銘柄は取引できないため、MT4/MT5画面左の「気配値表示」枠で右クリックし、「すべて表示」をクリックして新しい限月のチャートを表示し直すことで、新規注文が可能になります。または、新しい限月の銘柄を気配値へ追加表示して、チャートを表示し直します。
- 取引したい銘柄の取引時間を確認し、取引時間内に注文します。
- 満期日が過ぎたチャートは閉じて、新しい限月のチャートを表示し直します。
原因9. 90日間取引していない口座
- ログインできない(「回線不通」「無効な口座」とエラーが表示される)
MT4/MT5にログインできない場合、90日間取引していない口座で自動的に閉鎖されている可能性があります。
XMTradingでは、90日間取引していない残高が10米ドル未満の口座は自動的に閉鎖されます。残高が10ドル以上ある口座の場合、取引がない状態が90日続くと休眠口座となり、月々10米ドルの口座維持手数料が差し引かれます。
- XMTrading会員ページ から新たに追加口座を作ります。
MT4/MT5で注文できない原因と解決方法のまとめ
- MT4/MT5の気配値枠に取引予定の銘柄を追加表示することで大体の問題が解決する
- 口座タイプ毎に銘柄名が異なるので、適切な銘柄名を気配値枠へ表示すること
- 先物CFD銘柄の場合は、限月を過ぎるとチャート表示と取引が不可になるので、新しい限月で設定し直す
- 取引時間を確認する。特に、CFD銘柄は銘柄毎に取引時間が異なるので確認
- 必要証拠金の確認と適切なロット数で注文
- ◯◯ポイント以上の価格を指定して注文する
- 注文種別に対する適切な価格を指定する
- 最終取引から90日が経過すると残高が10ドル以下の口座は自動的に閉鎖される