XMTradingの 「トレーダーダッシュボード」 は、公式サイトのトップページに表示されている 売り・買い注文の比率を示すグラフ です。このツールを活用することで、各通貨ペアで どちらのポジションが優勢なのか を簡単に把握できます。
売買比率を参考にすることで、 市場のセンチメント(投資家心理) を分析し、エントリーの判断材料として活用することが可能です。特に、逆張り戦略や順張り戦略を考える際に役立ちます。
この記事では、 XMTradingのトレーダーダッシュボードを活用した取引方法 について詳しく解説します。売買比率を分析し、より効果的なトレード戦略を立てるためのポイントを紹介します。
- 機関投資家の注文を利用するFX市場オーダー取引の基本と戦略
- 機関投資家の注文情報を活用することで、より精度の高いトレード戦略を立てられます。
- XMTradingの取引シグナルを活用する方法
- 取引シグナルを活用することで、効率的なトレードが可能になります。
- 経済指標発表前後の値動きを利用したFX取引方法
- 「指標発表時の急変動をチャンスにしたい」と思ったときに、この記事が役立ちます。
XMTradingのトレーダーダッシュボードとは

XMTradingのトレーダーダッシュボードとは、XMTradingを利用するトレーダーにおける、主要銘柄や通貨ペアの売りと買いの比率を表したものです。
例えば、USDJPY(ドル/円)が「買い45.6%、売り54.4%」だった場合、XMTradingで取引するトレーダーの買いポジション比率が45.6%、売りポジション比率が54.4%あり、売りポジションが若干多いということが分かります。
情報の更新頻度
このトレーダーダッシュボードに表示される情報は、リアルタイムではない点に注意が必要です。
1時間前の結果が15分毎に更新される仕様です。
- 1時間前の結果が表示
- 15分毎に更新
そのため、数分で情報が必要なスキャルピング取引には不向きです。
ただし、数時間で取引を完結させるデイトレードや日をまたぐ取引のスイングトレードでは、このトレーダーダッシュボードの情報が指標として参考になることがあります。
トレーダーダッシュボードを利用した取引例
順張り取引に活用
ポジション比率の多い方に順張りで売買するというものです。

例えば、EURUSD(ユーロ/米ドル)で「買い37.3%、売り62.7%」の場合、売りポジションの方が多いので、EURUSDを売るという指標になります。
15分毎の情報更新を確認しながら、売りポジション比率が減ってきたタイミングで売りポジションを決済することで利益を狙うという活用方法です。
逆張り取引に活用
逆に、ポジション比率が少ない方に逆張りで売買するという活用方法もあります。
これは、「FXトレーダーの約8割の人は負けている」という市場統計に基づき、ポジション比率が多いことは、そのポジションで損失になる可能性があるという指標になります。

例えば、EURUSD(ユーロ/米ドル)で「買い37.3%、売り62.7%」の場合、買いポジションの方が少ないので、逆張りでEURUSDを買う取引例です。
逆張り取引の実例
2016年5月23日 6時30分(サーバータイム)、XMTrading公式サイトの「トレーダーダッシュボード」におけるEURUSDは、「買い66.8%」「売り33.2%」でした。

同時刻のEUR/USDの為替レートは、「1.12301」です。
このときに、トレーダーダッシュボードの買い需要が多い指標を参考に、逆張りで「売り」注文を仕掛けたとします。

売りを仕掛けた6時間半後の同日13時00分(サーバータイム)、EURUSDは「1.11902」まで下げました。
ここで利確をすれば、「1.12301 – 1.11902 = 39.9pips」取れる計算になります。

この時(同日サーバータイム13時00分)のXM TradingのEURUSDトレーダーダッシュボードは、「買い59.6%」「売り40.4%」。
6時間半前より買いの比率が7.2%下落しています。

以上の例のような取引が可能です。
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