Mac版のMT4やMT5では、Windows版と同様にカスタムインジケーターを追加して取引分析を強化できます。ただし、Macのフォルダ構造はWindowsと異なるため、正しい手順を把握することが重要です。
MT4の場合は、「~/ライブラリ/Application Support/MetaTrader 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Program Files (x86)/MetaTrader 4/MQL4」内のIndicatorsフォルダにインジケーターを追加し、MT4の「ナビゲーター」ウィンドウで更新すれば利用できます。
MT5の場合は、「~/MetaTrader 5/MQL5」フォルダにインジケーターを挿入し、設定を行うことで適用可能です。
もしMT4やMT5を起動した際に「旧バージョン」と表示される場合は、一度アンインストールして再インストールすると正常に動作することがあります。
当記事では、Mac環境のMT4/MT5にカスタムインジケーターを追加する具体的な手順を、スクリーンショット付きで分かりやすく解説しています。
海外FX歴15年以上の専門ライターが、実際の取引経験をもとに記事を執筆しています。さらに、FX歴15年・株式取引歴20年以上の投資経験を持つFP資格・証券外務員資格保有者の佐山翔太が監修し、分かりやすく丁寧なサポートを心がけています。
Mac用MT4/MT5へカスタムインディケーターを追加する手順
Finderを開きフォルダへ移動を開く
MacのFinderを開き、ツールバーの「移動」→「フォルダへ移動」をクリックします。

MT4へのパスを入力しEnterキーを押す
フォルダへの移動タブが表示されるので、「~/ライブラリ/Application Support/MetaTrader 4/Bottles/metatrader64/drive_c/Program Files (x86)/MetaTrader 4/MQL4」を入力し、Enterキーを押します。
尚、MT5(MetaTrader5)のパスは、「~/ライブラリ/Application Support/MetaTrader 5/Bottles/metatrader5/drive_c/Program Files/MetaTrader 5/MQL5」です。

もし、パスを入力してEnterを押しても表示されない際は、「~/ライブラリ/Application Support/」のパスから、該当するMeta Traderを探して上記の順にパスを辿っていきます。
Indicatorsフォルダを開く
MQL4フォルダが表示されるので、カスタムインジケーターを追加したい際は「Indicators」フォルダを開きます。
EAを追加したい際は、「Experts」フォルダを開きます。

Indicatorsを追加する
ご希望のカスタムインジケーターファイルを、「Indicators」フォルダへコピー(又は切り取り)貼付けします。

MT4/MT5のインジケーター項目を更新
MT4/MT5のインジケーター項目を右クリック(2本指でタップ)して、「更新」を押します。

カスタムインジケーターを適用
MT4/MT5左枠ナビゲーターの「インディケータ(indicators)」に、先程追加したカスタムインジケーターが表示されるので、適用したいチャートへドラッグ・アンド・ドロップ(希望のインジケーターを選択し、インジケータを押し続けながらチャートへ移動)することで、チャートへインジケーターを適用できます。

以上でMac版MT4/MT5へカスタムインジケーターを追加することが完了です。
尚、今回例として追加したカスタムインジケーターは、リアルタイムでチャート上でスプレッドを確認できる「SpreadLabel.ex4」です。
SpreadLabel.ex4のダウンロード・インストール方法は、下記の記事で解説しています。
Mac用MT4/MT5にカスタムインジケーターを追加して設定する方法のまとめ
- MacのFinderを開き、「移動」→「フォルダへ移動」を選択してMT4/MT5までのパスを入力
- Indicatorsフォルダへご希望のカスタムインディケーターのファイルを移動
- EAの場合は、ExpertsフォルダへEAファイルを移動
- ナビゲーターを更新するかMT4/MT5を再起動
- ご希望のチャートへ先ほど追加したインディケーターやEAを移動して適用
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