MT4やMT5は高機能な取引プラットフォームですが、初めて使う方や慣れていない方にとっては操作ミスや設定トラブルが起こりやすいツールでもあります。
この記事では、XMTradingでMT4またはMT5を利用する際に頻発しがちなトラブルと、その具体的な対処法を分かりやすく解説します。
たとえば「ログインできない」「チャートが表示されない」「注文できない」など、トレードを行ううえで支障となる問題を事例別に整理し、すぐに試せる改善策をご紹介します。
これにより、初心者の方でも安心して取引環境を整えることができ、ストレスのないトレード体験につながります。
プラットフォームの再インストールや、トラブル別の確認手順といった、よくある質問に答える形で構成しており、サポートに問い合わせる前に自力で解決を試みたい方にとっても参考になります。
この記事を通じて、MT4・MT5をよりスムーズに活用できるようになり、安心してXMでのトレードを継続できる環境を整えることができます。

MT4でログインできないんですけど…。これってよくあることなんですか?



うん、初心者の方がつまずきやすいポイントだよ。よくある原因と対処法を一緒に見てみよう!
- MT4・MT5で頻発する操作トラブルと解決法を整理しています。
- トレード前後に起きるエラーや不具合への対応力が身につきます。
- 初心者や不慣れなユーザーが自分で対応できるような内容も紹介しています。
- 画面付きの丁寧な解説と、症状別の対応策で構成されています。
この記事を読むことで、MT4/MT5のトラブルを自分ですぐに解決できるようになります。
MT4/MT5の起動やログインに関するトラブル
パソコン版のMT4やMT5を起動しようとしても画面が真っ白なまま反応しなかったり、ログインが何度やってもエラーになるという声は非常に多く寄せられます。
XMTradingを初めて利用する方にとっては、こうした問題が「設定ミス」なのか「通信の問題」なのか判断しづらく、不安に感じることもあるでしょう。
ここでは、以下のような代表的なトラブルについて、それぞれの詳細記事へのリンクを掲載しています。
起動できない・フリーズする
MT4・MT5をダブルクリックしても画面が立ち上がらなかったり、立ち上がってもフリーズして動かない場合、キャッシュの破損やPCスペック、通信設定など複数の要因が考えられます。
まずは、PCスペックが足りているか、通信環境に問題がないかを確認するようにしましょう。
尚、スマホ版のMT4/MT5アプリが起動できないという問題はほぼ発生しません。もし、スマホ版のアプリも起動できない場合は、一度MT4やMT5アプリを削除して再インストールすることで起動できるようになります。
MacでMT4/MT5が開けない場合
Macのセキュリティ設定により、MT4やMT5が開けないことがあります。
この問題を解決するには、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「すべてのアプリケーションを許可」に設定することで、MT4/MT5を開くことができます。
MT4/MT5が起動しない、動かない場合
MetaTrader(MT4/MT5)は定期的にアップデートが行われており、古いバージョンのままだと「旧バージョン」や「回線不通!」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーが発生すると、サーバーに接続できず取引ができないため、最新バージョンへのアップデートが必要です。
基本的には、MT4/MT5を再起動するだけで自動更新されます。自動更新されない場合は、XMTradingのMT4/MT5を再度インストールすることで更新されます。
MT4/MT5のプログラムを削除しない再インストールにおける設定は、以前の設定がそのまま残りますが、念の為、設定ファイルのバックアップをしておきましょう。
MT4/MT5の再インストールでも起動できない場合
MT4/MT5を再インストールしても起動できない場合は、MT4/MT5が壊れている可能性があります。
MT4やMT5が壊れている場合は、設定ファイルも含めてすべてアンインストール(削除)して、新たにインストールし直すとMT4/MT5を起動できるようになります。
ただし、設定ファイルも全て削除されてしまうので、必ずインジケーターやEA、テンプレートなどの必要な設定ファイルは別のフォルダへ移動させてバックアップをしておくようにします。



再インストールすれば大体は直るんですね!



そうだよ、でも、以前の設定ファイルが消える可能性もあるから、バックアップは必ず取っておこうね😉
ログインエラー(ID・パスワード不一致、サーバー選択ミス)


ログインできないケースでは、「IDとパスワードを正しく入力してもエラーになる」「正しいサーバーを選んでいるか不安」といった声が特に多くあります。実際には、コピペによるスペース混入や間違ったサーバーの選択がよくある原因です。
以下のポイントを改めてご確認いただくことで、ログイントラブルを回避・解消しやすくなります。
ログイン時に確認すべき情報一覧
項目 | 確認内容 |
---|---|
ログインID | XMTradingの「会員ページログインID」ではなく、取引口座のIDを入力します。口座IDは、口座開設完了時にXMから送られるメール、または会員ページの「口座一覧」から確認できます。 |
パスワード | 取引口座開設時にご自身で設定した口座用のパスワードです。XM会員ページのパスワードとは異なります。 |
サーバー | 自由に選べるわけではなく、口座開設時に指定されたサーバー番号を選択します。サーバー情報は、XMからの開設メールや会員ページ「口座詳細」から確認できます。手入力ではなく、プルダウンから該当のサーバー番号を正しく選択してください。 |



3つともログイン情報は合ってるのに、なんでログインできないんでしょう?



不要なスペースが入っていないか、半角で入力されているかを確認してね!
特に、スマートフォンでMT4やMT5のアプリを使う場合は、文字の入力ミスに注意が必要です。よくあるのが、「半角と全角」のまちがいです。ログインIDやパスワードはすべて半角英数字で入力する必要があります。
また、コピー&ペーストでIDを入力する際に、知らないうちにスペース(空白)が含まれてしまうこともあります。スペースが入っているとログインエラーになるため、コピーした後は余計な空白が入っていないかしっかり確認してみてくださいね。
口座が閉鎖されていないかを確認
XMTradingでは、最終取引から90日間取引がない口座は自動的に閉鎖になる仕様です。デモ口座も残高が10ドル以下のリアル口座も90日間取引がないと事前連絡なしに自動的に閉鎖されます。
閉鎖された口座にはログインできない仕様です。XMTrading会員ページの追加口座開設から、新たな口座を作って取引を再開できます。
注文・決済操作がうまくいかない
MT4やMT5で「注文ボタンが押せない」「注文が通らない」といったトラブルは、トレードの中でも特に焦りや不安を感じやすい瞬間です。
XMTradingで取引を行う際にも、注文方法やポジションの状態、接続状況に応じて操作が一時的に制限されることがあります。
ここでは、注文・決済操作に関連するよくあるトラブルについて、原因の見つけ方や対処法を解説した記事をご案内します。
注文が通らない・実行されない


注文しようとした際に注文ボタンがグレーアウトして押せない、「注文が拒否されました」や「取引不可」と表示されるケースでは、取引可能時間外やロット数の制限、証拠金不足、指定ポイント以内の価格設定などが主な原因です。
また、注文種別の選択ミス(指値・成行など)や、取引商品によって必要な証拠金の変動にも注意が必要です。
FX以外のCFD商品においては、最低注文ロットが銘柄によって異なります。また、口座タイプに合った銘柄を選択していないと、そもそも注文のリンクが表示されないといったこともあります。
これらの問題を解決するために、下記のリンク先の記事では、注文できない原因とトラブル例別に解決方法をご紹介しています。



「◯◯ポイント圏内の注文は発注できません」って表示されるんですけど…。



指定されたポイント以上の価格を入力すれば注文できるようになるよ。
チャートが表示されない・更新されない
MT4/MT5で取引準備を進めている際に、チャートに「アップデート待機中」と表示される、「価格が止まって動かない」といった状況に直面すると、原因が分からず戸惑う方も少なくありません。
これらの症状は、口座タイプに合ったチャートを表示していない、取引時間外、先物の期限が過ぎているという原因が多いです。焦らず一つずつ確認することで改善できます。
「アップデート待機中」と表示される


「アップデート待機中」とチャート画面に表示される原因は、主に「口座タイプに合ったチャートを表示していない」「先物CFD銘柄の期限が過ぎている」の2つの原因があります。
口座タイプに合ったチャートを表示していない
XMTradingは、Micro口座・Standard口座・Zero口座・KIWAMI極口座の4種類の口座タイプがあり、それぞれの口座タイプによって表示するシンボル(銘柄名)が異なります。
- Micro口座: Group Micフォルダの中の「通貨ペアmicro」(通貨ペア名の後ろにmicro表記)(例:USDJPYmicro)
- Standard口座: ForexやCFDフォルダの中の「通貨ペア名」だけの表記。(例:USDJPY)
- Zero口座: Group ZRフォルダの中の「通貨ペア.」(通貨ペアの後ろに「.(ドット)」表記)(例:USDJPY.)
- KIWAMI極口座: Group KIWAMIフォルダの中の「通貨ペア#」(通貨ペアの後ろに「#(シャープ)」表記)(例:USDJPY#)
先物CFD銘柄の期限が過ぎている
先物CFDは銘柄ごとに取引時間が異なり、限月という取引期限があります。取引期限の過ぎた銘柄のチャートを表示していると、「アップデート待機中」と表示されます。適切な限月のチャートを表示し、取引時間内に注文することで取引が可能になります。
これらの「アップデート待機中」と表示される問題については、下記のリンク先の記事でも解決方法を詳しく紹介しています。



CFDって取引期限があるんですか?



先物銘柄のみ期限があるから公式サイトから限月を確認してね!
チャートが更新されない
「チャートの価格が止まって更新されない」という問題は、「取引時間外」「チャートの設定で自動スクロールにしていない」「無効な口座」の3つが主な原因です。
取引時間外
FXにおいては、土日が休場で価格が更新されません。FX以外のCFD銘柄については、銘柄によって取引時間が異なります。また、年末年始も休場になるので、価格が更新されずチャートが止まっている銘柄の取引時間を確認してみましょう。
チャートの設定で自動スクロールしていない
チャートは、自動スクロールの設定をしていないと、その画面のまま新しい価格が画面上に表示されなくなります。
パソコン版MT4/MT5画面上のツールバーに「チャートを自動スクロール」と「チャートの右端をシフト」のアイコンがあるので、こちらの両方のアイコンを押して有効にしておくことで、チャートの価格更新が見やすくなります。




無効な口座


パソコン版MT4/MT5画面右下に「無効な口座」と表示されている場合は、最終取引から90日間が経過して自動で閉鎖された口座です。
この場合、チャートの価格は更新されず止まります。「無効な口座」と表示された口座はすでに閉鎖されておりログインできないので、XMTrading会員ページから新たに追加口座を作り、新たな口座からログインし直すことでチャートの価格が動くようになります。
下記のリンク先の記事も参考になります。
インジケーターやEAが動作しない
MT4/MT5を使う上で、インジケーターやEA(エキスパートアドバイザー)は非常に便利なツールですが、「表示されない」「動かない」といった問題に直面することもあります。
多くの場合、設定ミスやファイルの配置場所、許可設定が原因であることが多く、手順通りに確認すれば比較的スムーズに解消できます。
インジケーターが表示されない理由
MT4/MT5に搭載されている標準インジケーターが表示されないというような問題はほとんど発生しません。チャートにドラッグ&ドロップで適用すれば標準インジケーターは表示されます。
問題は、外部の「カスタムインジケーターが表示されない」ということが発生しやすいです。カスタムインジケーターがチャートに表示されないときは、以下のような原因が考えられます:
- MQL5アカウントとMT4/MT5を連携していない
- 正しくインストールされていない(インジケーターのファイルが正しいフォルダに入っていない)
- 新たなカスタムインジケーターを追加したときに更新をしていない
- 互換性のないインジケーターを使用している
- インジケーターが壊れている
- キャッシュの影響
これらの問題の解決策を下記のリンク先の記事で詳しく解説しています。



インジケーターを追加したのに、ナビゲーター枠に見当たらないんです…。



ナビゲーターのインディケータを右クリックして更新をしてみて。
キャッシュの削除も試してみてね!
EA(自動売買)が起動しない理由
EAが作動しない場合、以下の設定を確認してみましょう:
- 自動売買が許可されていない(ナビゲーションバーの「自動売買」ボタンが無効になっている)
- 「エキスパートアドバイザーの使用を許可」にチェックが入っていない
- パーミッション設定(DLLの使用など)に問題がある
- EAのロジックや条件がそもそも作動条件に達していない
- EAが壊れている
VPSの正しい設定方法については、下記の2つのリンク先の記事で詳しく解説しています。
トラブル時の基本対処法とサポート活用法
MT4・MT5の操作でトラブルが発生した場合、自分で解決できることもあれば、XMTradingのサポートに問い合わせが必要なケースもあります。このセクションでは、トラブル時に最初に試したい基本的な確認リストと、スムーズにサポートへ連絡するためのポイントをご紹介します。
キャッシュの削除・再インストールを試す前の確認チェックリスト
MT4・MT5の動作が重い、または不安定なときは、以下の項目を一つずつ確認しながら進めていくことで、多くのトラブルを自力で解決できる可能性があります。
XMTrading公式サポートへの問い合わせ方法・事前準備
自力で解決できない場合は、XMTradingのカスタマーサポートに相談するのが最も確実です。問い合わせ時にスムーズな対応を受けるために、以下の情報を事前に準備しておくことをおすすめします:
- 取引口座番号(ID)
- 使用端末(Windows/Mac/スマートフォンなど)
- 使用プラットフォーム(MT4またはMT5)
- 発生したエラーの内容(可能であればスクリーンショットを添付)
このように、トラブル発生時の基本的な確認と、必要に応じたサポート連絡手順を把握しておくことで、突然のエラーにも冷静に対処できるようになります。



今日教えてもらったおかげで、問題を解決できました!



うん、トラブルの原因がわかれば、落ち着いて対処できるようになるよ😊