XMTradingの注意事項と禁止事項について

海外FX業者のXMTradingは、出金条件が比較的緩やかで使いやすいという特徴があります。しかし、不正取引を防ぐために様々な規約が設けられています。

特に、他人になりすまして新規口座開設ボーナスを何回も獲得する行為や、複数口座間での裁定取引や両建て取引は規約違反となり、これらの行為を行うと永久にXMTradingを利用できなくなるリスクがあります。

「不正な取引」という自覚がなくても、規約違反になる場合があるため、XMTradingの利用規約をよく確認することが重要です。

この記事では、XMTradingの主な注意事項と禁止事項について詳しく解説します。

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目次

XMTradingの法的文書の確認場所

XMTradingの利用規約などを含めた法的文書は、XMTrading会員ページの法的文書画面から確認可能です。

STEP

マイプロフィールへアクセス

XMTrading会員ページへログイン後、プロフィールアイコンを選択してマイプロフィールへアクセスします。

プロフィールアイコン→マイ・プロフィールを選択
プロフィールアイコン→マイ・プロフィールを選択
STEP

法的文書を選択

マイ・プロフィール画面が表示されるので、「法的文書」を選択します。

プロフィール・ご資金関する情報の項目を左へスクロールして法的文書を選択します。

法的文書を選択
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法的文書の各リンク先は、英文のPDFとして閲覧できます。

XMTradingの規約違反例

法的文書の中から、主に注意したい規約違反例をいくつか挙げます。これらの違反をしてしまうと、口座閉鎖・利益没収・永久口座開設不可などの処置がされてしまいます。

複数口座間の両建て取引の禁止

XMTradingは、一人で最大8口座までリアル口座を開設できます。しかし、これらの複数口座の間で両建て取引となるような状態は禁止されています。

これは、例えば「A口座でドル円を売り、B口座でドル円を買う」といった複数口座間での両建て取引が該当します。

経済指標などで相場が一方的に大きく動く際に、XMTradingのマイナス残高リセットの仕様を不正に利用し、一方の口座で損失を限定しつつ、もう一方の口座で利益を伸ばすことが可能となるためです。

悪意がなくとも複数口座間で両建て取引にならないように注意が必要です。

ただし、同一口座内での両建ては許可されています。

他業者(2業者以上の間)との両建て取引の禁止

XMTradingでは、他業者間での両建て取引も禁止されています。

例えば、「A業者でドル円を売り、B業者でドル円を買う」といった取引が該当します。

これは、複数口座間の両建て取引と同様に、XMTradingのマイナス残高リセットの仕様を不正に利用し、一方の口座で損失を限定しつつ、もう一方の口座で利益を伸ばすことが可能になるためです。

他業者なのに両建て取引がバレるのか?という問題については、どちらのFX業者もMetaTraderの取引プラットフォームを使っている場合は、MetaTraderのシステムにより判別可能とされています。

意図的でない両建て取引は問題ありませんが、不正目的と判断されると規制の対象となります。

グループ内での両建ての禁止

友人同士やサークルなどのグループ内で、「Aチームがドル円を売り、Bチームがドル円を買う」といった取引も厳しく監視され禁止されています。

これは、グループ内での両建て取引が、不正に利益を得る目的とみなされるためです。

過去に、不正に利益を得るために取引を行った某FXサロンのグループがこの規約に違反し、XMTradingから全利益没収と口座永久閉鎖の処分を受けた事例もあります。

裁定取引の禁止

裁定取引(さいていとりひき)とは、異なる市場や取引所で同一または類似の金融商品や資産の価格差を利用して、リスクをほとんど負わずに利益を得る取引手法です。

「価格差の利用・リスクの低減・高速取引・異なる市場間での利用・AIや自動売買の利用」など、いかなる裁定取引もXMTradingでは禁止されています。

裁定取引は、理論上リスクなしで利益を上げられる取引手法であるため、規約に違反すると利益没収や永久口座閉鎖の厳しい処置がされます。

USD/JPYとUSD/CADなどの相関係数を利用した取引は、裁定取引に該当しません。

接続遅延・レートエラーを利用した取引の禁止

経済指標発表時や重要な世界情勢のイベントが発生すると、MT4やMT5のサーバーへのアクセスが集中し、接続遅延が発生することがあります。

このような接続遅延を悪用して、不正にサーバーやパソコン環境に負荷をかけて接続遅延を意図的に発生させ、正しい市場価格を反映していないレートで取引することは禁止されています。

現在、XMTradingはサーバー強化をしており、サーバーに負荷がかかり接続遅延が発生することは稀です。

ボーナスやXMTradingのポイントを不正に取得する行為の禁止

XMTradingでは、ボーナス現金化やXMTradingポイント(XMP)などのシステムを悪用した取引が禁止されています。

具体的には、取引ごとに加算されるXMPを稼ぐためだけの両建てや裁定取引が該当します。同一口座内での両建ては規約上許可されていますが、このような不正にボーナスやポイントを獲得する目的での取引は許されません。

また、他人のふりをして家族名義などで新規口座開設ボーナスを複数回受け取る行為も禁止されています。

その他、これらのボーナスシステムを悪用したすべての取引は規約違反となります。

窓開け、窓埋め狙いだけの取引の禁止

月曜日の相場開始時に、前週の金曜日の終値よりも大きく値が空く「窓」が発生することがあります。

XMTradingでは、マイナス残高リセットの仕様を利用した窓トレードが禁止されています。これは、損失を限定しつつ利益を大きく伸ばせる手法であるためです。

ただし、通常の取引を行い、週をまたいでポジションを保有することは問題ありません。しかし、ハイレバレッジで毎回窓開け・窓埋めを狙った取引のみを行うと、利用規約違反となる可能性があります。

ハイレバレッジではない窓トレードの判定は緩いです。しかし、XMTrading側の判断となるため、窓トレードのみは避けた方が良いでしょう。

XMTradingで取引する際の注意事項

ハイレバレッジの経済指標トレード(レバレッジ規制)

米雇用統計など重要な経済指標の発表前後に、最大レバレッジぎりぎりでポジションを持ち、一方的に大きく動く相場を利用して損失を限定しつつ利益を最大化させるハイレバレッジ取引は、XMTradingのレバレッジ規制の対象となります。

この取引手法は規約違反ではありませんが、経済指標のたびにハイレバレッジ取引を続けていると、最大レバレッジが1000倍から100倍等に永久的に規制されることがあります。

新規注文から5分以内に決済(ポイント付与なし)

ボーナス対象口座のMicro口座やStandard口座の場合、新規注文から5分以内に決済してしまうと、XMTradingロイヤルティボーナスの対象外でポイントが付与されない仕様です。

これは、自動売買で数分以内で取引を繰り返すスキャルピング取引により、ポイントの不正取得を防止するための仕様です。

XMP(ポイント)を獲得したい場合は、ボーナス対象口座にて5分以上のポジションを保有するようにしましょう。

規約違反に該当した場合

XMTradingで規約違反に該当すると、利益没収、出金不可、口座永久閉鎖といった厳しい処分が下され、永久的にXMTradingで口座開設ができなくなります。

しかし、普通に取引していれば問題はありません。過去にブラックリスト入りしたという評判は、不正利用を行った一部のFXグループに限られますので、心配する必要はそれほどありません。

この記事で解説した主な禁止事項や注意事項は、当サイトが解釈した例です。もし内容に間違いがあっても責任は取れませんので、XMTradingで取引する際は、必ず法的文書をご自身で確認してください。

XMTradingの注意事項と禁止事項についてのまとめ

  • 禁止事項に該当すると出金拒否や利益没収、永久口座閉鎖などの処置がされる可能性がある
  • 法的文書の確認は、XMTrading会員ページの法的文書画面から確認可能
  • 主な禁止事項の例
    • 複数口座間の両建て取引の禁止
    • 他業者(2業者以上の間)との両建て取引の禁止
    • グループ内での両建ての禁止
    • 裁定取引の禁止
    • 接続遅延・レートエラーを利用した取引の禁止
    • ボーナスやXMTradingのポイントを不正に取得する行為の禁止
    • 窓開け、窓埋め狙いだけの取引の禁止
  • 主な注意事項の例
    • ハイレバレッジの経済指標トレード(レバレッジ規制)
    • 新規注文から5分以内に決済(ポイント付与なし)

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出典/参考文献/参考資料
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