XMTrading公式サイトのトップページに表示されている「トレーダーダッシュボード」は、XMTradingで取引しているトレーダーの「売りと買いの比率」をグラフ化したものです。
このサービスを利用することで、どの通貨ペアで売り注文が多いのか、買い注文が多いのかを簡単に把握できます。
この記事では、XMTradingのトレーダーダッシュボードの売り買い比率を活用した効果的な取引方法について、分かりやすく解説しています。
XMTradingのトレーダーダッシュボードとは
XMTradingのトレーダーダッシュボードとは、XMTradingを利用するトレーダーにおける、主要銘柄や通貨ペアの売りと買いの比率を表したものです。
例えば、USDJPY(ドル/円)が「買い45.6%、売り54.4%」だった場合、XMTradingで取引するトレーダーの買いポジション比率が45.6%、売りポジション比率が54.4%あり、売りポジションが若干多いということが分かります。
情報の更新頻度
このトレーダーダッシュボードに表示される情報は、リアルタイムではない点に注意が必要です。
1時間前の結果が15分毎に更新される仕様です。
- 1時間前の結果が表示
- 15分毎に更新
そのため、数分で情報が必要なスキャルピング取引には不向きです。
ただし、数時間で取引を完結させるデイトレードや日をまたぐ取引のスイングトレードでは、このトレーダーダッシュボードの情報が指標として参考になることがあります。
トレーダーダッシュボードを利用した取引例
順張り取引に活用
ポジション比率の多い方に順張りで売買するというものです。
例えば、EURUSD(ユーロ/米ドル)で「買い37.3%、売り62.7%」の場合、売りポジションの方が多いので、EURUSDを売るという指標になります。
15分毎の情報更新を確認しながら、売りポジション比率が減ってきたタイミングで売りポジションを決済することで利益を狙うという活用方法です。
逆張り取引に活用
逆に、ポジション比率が少ない方に逆張りで売買するという活用方法もあります。
これは、「FXトレーダーの約8割の人は負けている」という市場統計に基づき、ポジション比率が多いことは、そのポジションで損失になる可能性があるという指標になります。
例えば、EURUSD(ユーロ/米ドル)で「買い37.3%、売り62.7%」の場合、買いポジションの方が少ないので、逆張りでEURUSDを買う取引例です。
逆張り取引の実例
2016年5月23日 6時30分(サーバータイム)、XMTrading公式サイトの「トレーダーダッシュボード」におけるEURUSDは、「買い66.8%」「売り33.2%」でした。
同時刻のEUR/USDの為替レートは、「1.12301」です。
このときに、トレーダーダッシュボードの買い需要が多い指標を参考に、逆張りで「売り」注文を仕掛けたとします。
売りを仕掛けた6時間半後の同日13時00分(サーバータイム)、EURUSDは「1.11902」まで下げました。
ここで利確をすれば、「1.12301 – 1.11902 = 39.9pips」取れる計算になります。
この時(同日サーバータイム13時00分)のXM TradingのEURUSDトレーダーダッシュボードは、「買い59.6%」「売り40.4%」。
6時間半前より買いの比率が7.2%下落しています。
以上の例のような取引が可能です。
自社調査