MT4(MetaTrader 4)やMT5(MetaTrader 5)で接続が不安定になる場合、取引の遅延や注文ミスを防ぐために、接続サーバーを切り替えることが有効な対策となります。
パソコン版MT4/MT5では、画面左下のアンテナアイコンをクリックし、サーバーを再スキャンすることで、より応答速度(レイテンシ)の速いサーバーを選択できます。
サーバーの遅延速度は「ms(ミリ秒)」で表示され、この数値が小さいほど通信が速く、スムーズに取引を実行できます。例えば、100msなら0.1秒の遅延があることを意味し、より低い数値のサーバーを選ぶことで注文スピードを改善できます。
なお、サーバーの変更はパソコン版MT4/MT5のみで可能であり、スマートフォン版のMT4/MT5アプリでは手動でのサーバー切り替えはできません。スマートフォンで接続が不安定な場合は、Wi-Fi環境を確認するか、別のネットワークに切り替えることが推奨されます。
当記事では、MT4/MT5の接続が不安定な場合の原因と、サーバーを切り替えて通信速度を改善する具体的な手順を詳しく解説します。安定した取引環境を整え、スムーズな売買を実現しましょう。
海外FX歴15年以上の専門ライターが、実際の取引経験をもとに記事を執筆しています。さらに、FX歴15年・株式取引歴20年以上の投資経験を持つFP資格・証券外務員資格保有者の佐山翔太が監修し、分かりやすく丁寧なサポートを心がけています。
MT4/MT5のサーバー接続チャンネルの変更手順
パソコンからMT4/MT5を起動してログインします。正常にログインできていれば、MT4/MT5画面右下にアンテナアイコンが緑色で表示されます。
もし、ログインエラーになってしまう場合は、「XMTradingのMT4やMT5でログインできない主な原因と解決策 」の記事を参考に解決できます。
MT4/MT5画面右下のアンテナアイコンを右クリック
パソコン版MT4/MT5の画面右下に表示された、数字とアンテナのアイコンを右クリックします。

ご希望のサーバーチャンネルを選択
「サーバーを再スキャン」をクリックし、[ms]の数字が小さいチャンネルを選択します。

MT4/MT5への接続が不安定なときに接続サーバーを切り替える手順のまとめ
- パソコン版MT4/MT5の画面右下に表示された、数字とアンテナのアイコンを右クリック
- 「サーバーを再スキャン」をクリックし、[ms]の数字が小さいチャンネルを選択
- [ms]とはレイテンシと言うサーバーとの応答に発生する遅延速度を表した数値
- 遅延速度(ms)が小さいほど、サーバーとの応答が早い
- XMTradingのMT4/MT5への接続が悪いときの対応策
- この記事を読めば、接続トラブルを解消し、スムーズに取引を続けられます。
- パソコン版MT4/MT5のツールバーをカスタマイズして表示する手順
- 「ツールバーが消えた、または使いづらい…」というときに、この記事を参考にできます。
- MT4/MT5から取引条件を確認する手順
- 「取引コストや条件をしっかり把握してトレードしたい…」というときに、この記事を参考にできます。
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