Mac用MT4で日本語が文字化けするときの解決方法

Mac用MT4で日本語が文字化けする場合は、MacへインストールしたMT4のfontsフォルダに、日本語表示が可能なフォント(msgothic.ttc等) を入れることで解決します。

しかし、現在においては、「M1チップ以降、最新OS、XMTrading公式サイトからの最新MT4ダウンロード」であれば、Mac対応MT4が文字化けする問題は基本的にはありません。また、MT5でも日本語の文字化けは発生しません。

この記事では、Mac用MT4が文字化けする場合の解決方法を解説しています。

尚、VPSのMT4が日本語の文字化けをする場合の解決方法は、下記の記事で詳しく解説しています。

VPSのMT4が日本語表記で文字化けする場合の解決方法

WindowsでMT4が文字化けする場合は、Windowsの地域設定が日本語以外になっていることが原因です。
コントロールパネルから「時計と地域→地域→管理タブ→システムロケールの変更→日本語(日本)を選択」することで文字化けを解決できます。

目次

日本語フォントをMT4へコピーして文字化けを解決する手順

以下の手順は、Microsoft Excel内にあるフォントファイルを、MT4へコピーして文字化けを解決する方法です。

Excelを利用していない場合は、他に「msgothic.ttc」等の日本語フォントファイルがあるアプリを選択します。

フォントによってはライセンスの問題があるため、ご利用は、自己責任でお願い致します。

STEP

Microsoft Excelのパッケージ内容を表示

Macのアプリケーションフォルダを開いて、「Microsoft Excel → パッケージの内容を表示」の順にクリックします。

Microsoft Excelのパッケージ内容を表示
Excelを選択してパッケージの内容を表示を選択
STEP

フォントのmsgothic.ttcをコピーする

「Microsoft Excel → Contents → Resource → DFonts → msgothic.ttc」の順に展開して、msgothic.ttcファイルをコピーします。

Excelフォントをコピー
msgothic.ttcファイルをコピーする

コピーする際にMacのパスワードが求められますので、Macの指示に従います。

STEP

MT4のFontsフォルダへ貼り付ける

Macのアプリケーションフォルダを開いて、「MetaTrader 4 → パッケージの内容を表示 → Contents → Share → Wine → Share → Wine → fonts」の順に展開します。

「fonts」フォルダの中に、先程コピーしたmsgothic.ttcファイルを貼り付けます。貼り付け(コピー&ペースト)をした後に、fontsフォルダにmsgothic.ttcファイルがあるか確認します。

Mac対応MT4のFontsフォルダ
Mac対応MT4のFontsフォルダへmsgothic.ttcを移動

貼り付ける際にMacのパスワードが求められますので、Macの指示に従います。

STEP

MT4を再起動する

msgothic.ttcファイルがMT4のフォントフォルダへコピーしたら、MT4を再起動します。MT4の言語を日本語にしていない場合は、Japaneseへ設定します。

Mac対応MT4の文字化け修正後の表示
Mac対応MT4の文字化け修正後の表示例

以上で、MT4が文字化けせずに日本語が表示されるようになります。

WineskinでMac対応MT4の文字化けを直す手順

*以下のWineskinを使う方法は、現在のMacの最新OSでは利用できません。バージョンの古いMacOSを使用している方のために、記録用として記事に残してあります。

STEP

MT4のパッケージ内容を表示する

Macのアプリケーションフォルダから「MT4のアイコンを右クリック → パッケージ内容を表示をクリック」します。

MT4のパッケージ内容を表示
MT4のパッケージ内容を表示
STEP

Wineskinの設定にアクセスする

「Wineskin」をダブルクリック → 「Advanced」をクリックします。

「Wineskin」をダブルクリックして「Advanced」を選択
「Wineskin」をダブルクリックして「Advanced」を選択
STEP

Wineskinの設定画面を開く

「Tools」タブ → 「Registry Editor (regedit)」をクリックします。

Registry Editor (regedit)」をクリック
Registry Editor (regedit)」をクリック
STEP

新しいフォントフォルダの設定

Editor画面で「HKEY_CURRENT_USER」 → 「Software」 → 「Wine」 → 「Fonts」の階層まで入ります。

「Fonts」フォルダを右クリック → 「New」 → 「Key」をクリックします。

Fontsフォルダを右クリック → 「New」 → 「Key」をクリック
STEP

新しいフォルダ名の変更

Fontsディレクトリに「New key #1」というフォルダが新規作成されます。「New key #1」 → 「Replacements」にフォルダ名を変更します。

「New key #1」 → 「Replacements」にフォルダ名を変更
「New key #1」 → 「Replacements」にフォルダ名を変更
STEP

フォルダの値の設定画面を開く

変更したフォルダ「Replacements」を右クリック → 「New」 → 「String Value」をクリックします。

「New」 → 「String Value」をクリック
「New」 → 「String Value」をクリック
STEP

「MS UI Gothic」へファイル名を変更

「New Value #1」を「MS UI Gothic」へファイル名を変更します。

「New Value #1」を「MS UI Gothic」へファイル名を変更
「New Value #1」を「MS UI Gothic」へファイル名を変更
STEP

フォント名を変更

先程変更したファイル「MS UI Gothic」をダブルクリック → Edita画面で「ヒラギノ角ゴシック W3」を入力します。

直接タイプして入力できない仕様なので、メモ帳などからコピペして貼り付けます。

ヒラギノ角ゴシック W3」を入力
ヒラギノ角ゴシック W3」を入力
STEP

登録後にMT4を再起動して文字化け修正の完了

最後にツールバー左上の「Registry」 → 「Exit」をクリックして画面を閉じ、MT4を再起動すれば文字化けが解決されます。

Wineskinを使用したMac対応文字化け手順ステップ3-3

以上で、Mac用MT4の日本語文字化けの修正が完了です。

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