必要証拠金率は、取引において最低限必要な証拠金(取引資金)の割合を示します。
XMTradingでは、FX以外のCFD取引において、最大レバレッジではなく必要証拠金率で表記される銘柄があります。(参考:XMTrading公式サイトのCFD商品ページ )
通常、必要証拠金率はパーセンテージで表示されますが、この割合をレバレッジに換算するとどれくらいになるのでしょうか。
この記事では、必要証拠金率をレバレッジに変換するための計算式と、参考となる一覧表を紹介します。
必要証拠金率から最大レバレッジ換算表
必要証拠金率 | 最大レバレッジ |
---|---|
0.1% | 1000倍 |
0.125% | 800倍 |
0.20% | 500倍 |
0.25% | 400倍 |
0.5% | 200倍 |
1% | 100倍 |
2% | 50倍 |
4% | 25倍 |
5% | 20倍 |
10% | 10倍 |
20% | 5倍 |
50% | 2倍 |
100% | 1倍(レバレッジなし) |
例えば、必要証拠金率が1%の場合、全体の1%の証拠金で100倍の取引が可能という意味になります。
必要証拠金率から最大レバレッジ換算時の計算式
1 / 必要証拠金率 = 最大レバレッジ
この計算式を使うことで、必要証拠金率から簡単に最大レバレッジを算出できます。
1 / 0.04(4%) = 25倍
このように、必要証拠金率がパーセンテージ表示でも、計算式を使えばすぐに最大レバレッジを求めることが可能です。
なお、「必要証拠金率」ではなく、「証拠金維持率」の場合の実効レバレッジについては、下記の関連記事で解説しています。
証拠金・必要証拠金・有効証拠金の主な違い
まず、各用語の違いを確認しましょう。
- 証拠金: 取引を行う際に、取引の担保として預ける資金のことです。
- 必要証拠金: 取引を行うために最低限必要な証拠金のこと。具体的には、以下の計算式で求められます。
- [約定レート]×[取引通貨単位]×[数量]÷[最大レバレッジ]=[必要証拠金]
- 必要証拠金率:取引を行うために最低限必要な証拠金(取引資金)の割合。最大レバレッジへの換算は、以下の計算式で求められます。
- 1 / 必要証拠金率 = 最大レバレッジ
- 有効証拠金: 現在保有しているポジションの含み益や含み損を考慮した、実際に利用できる証拠金のことです。
- 「証拠金(残高)」 + 「評価損益」 = 「有効証拠金」
その他、余剰証拠金、証拠金維持率などを含めた細かな違いについては、下記の参考記事で詳しく解説しています。
必要証拠金率は、レバレッジ何倍に相当する?のまとめ
- 必要証拠金率とは、取引に最低限必要な証拠金の割合を示す
- 必要証拠金とは、取引の担保として預ける資金のこと
- 必要証拠金率は、FX取引において最低限必要な証拠金(取引資金)の割合を示す
- FX以外の株式や商品CFD取引においては、最大レバレッジではなく必要証拠金率で表記されることがある
- 必要証拠金率0.1%は、最大レバレッジ1000倍。0.5%は200倍、1%は100倍、20%は5倍、100%は1倍
- 1 / 必要証拠金率 = 最大レバレッジ