XMTradingコピートレード完全ガイド初心者向け解説

XMTradingコピートレード完全ガイド初心者向け解説

XMTradingのコピートレードとは、経験豊富なトレーダーの取引をコピーし、初心者でも簡単に自動的に運用できるシステムです。FXの知識がなくても利益を上げているトレーダーの戦略をそのまま再現できるため、学びながら利益を狙えます。

また、自分のトレードスキルに自信がある方は、取引戦略の提供側である「ストラテジーマネージャー」として、フォロワーの取引利益の一部を報酬として受け取ることも可能です。

フォロワーは手間なく自分に合ったパフォーマンスの良い取引を活用でき、ストラテジーマネージャーは自身の手法を収益化できる点が大きな魅力です。

当記事では、XMTradingコピートレードの仕組みや、初心者でもスムーズに始められる手順を分かりやすく解説します。他のトレーダーの戦略を活用しながら、効率的に取引を行えるようになります。

海外FX歴15年以上の専門ライターが、実際の取引経験をもとに記事を執筆しています。さらに、FX歴15年・株式取引歴20年以上の投資経験を持つFP資格・証券外務員資格保有者の佐山翔太が監修し、分かりやすく丁寧なサポートを心がけています。

目次

コピートレードとは?初心者でも簡単にプロと同じ取引ができる仕組み

コピートレード(Copy Trading) とは、経験豊富なトレーダーの取引をコピーし、自分の口座でも自動で同じ取引を行う仕組みです。

FXや暗号資産(仮想通貨)、株式などの市場で広く活用されており、特に「投資の知識がない初心者」や「忙しくて取引の時間がない人」に人気があります。

XMTradingでコピートレードを始めるには、XMTrading会員ページの「コピートレード」から投資家口座を作成し、気になるトレーダーをフォローするだけです。直感的な操作で簡単に始められます。

コピートレードのメリット

XMTradingのコピートレードのメリットは以下の通りです。

  • 経験豊富なトレーダーの投資戦略をコピーできる
    • 成功しているトレーダーの取引戦略と同じ取引ができます。
  • 初心者でも簡単に投資ができる
    • 取引の知識がなくても、すでに利益を出しているトレーダーの手法をそのまま活用できるため、難しい相場分析なしで投資を始められます。
  • 時間をかけずに運用できる
    • チャート分析や相場の勉強をする必要がないため、副業や本業が忙しい人でも気軽に投資が可能。
  • リスク分散がしやすい
    • 複数のトレーダーをフォローすれば、1人のトレーダーに依存せず、リスクを分散しながら運用できます。
  • 操作がシンプルで始めやすい
    • XMTradingのコピートレードは、コピーボタンを押すだけで運用を開始できるため、特別な設定は不要。初心者でもすぐに始められます。

コピートレードのデメリットと注意点

XMTradingのコピートレードには、以下のようなリスクや注意点もあるので、コピートレードを利用するには慎重に検討する必要があります。

  • トレーダー選びが重要
    • すべてのトレーダーが常に利益を出せるわけではありません。過去の実績や取引スタイルをよく確認してからフォローすることが大切です。
  • 相場の変動リスクは避けられない
    • 優秀なトレーダーでも、市場の急変には対応できず損失を出すことがあります。100%勝てるわけではないことを理解しておきましょう。
  • 手数料がかかる
    • トレーダーが設定した手数料が発生するので、コピーする前に手数料を確認し、許容範囲か判断しましょう。
  • 確実に稼げる保証はない
    • どんなに実績のあるトレーダーでも、負けることはあります。「必ず儲かる投資法」ではないため、リスク管理をしっかり行うことが重要です。

コピートレードは、プロトレーダーの取引を自動でコピーできる便利な仕組みで、初心者でも簡単に投資を始められます。

しかし、トレーダー選びや相場の変動リスクには注意が必要です。リスク管理をしっかり行いながら、コピートレードを上手に活用できるかがポイントとなります。

XMTradingのコピートレードの始め方

XMTradingのコピートレードは、とても簡単に始められます。

下記、パソコン画面のスクリーンショットで解説していますが、スマートフォンでも同じ操作でコピートレードを始められます。

STEP

XMTrading会員ページのコピートレードを開く

XMTrading会員ページへログインし、「コピートレード」を選択します。

XMのコピートレードの手順1
STEP

投資家口座を作成

画面上の「投資家口座を作成する」ボタンを押します。

XMのコピートレードの投資家口座を作成手順1

パートナーコードの「ここから入力」を押して「P87XG」を入力します。

利用規約を確認し、チェックを入れ、「投資家口座を作成する」ボタンを押します。

XMのコピートレードの投資家口座を作成手順2

投資家口座とは、コピートレード用の専用口座です。口座IDとパスワードは自動作成されますが、MT4/MT5へのログインや取引は不可です。コピートレード専用(自動売買専用)として使われます。
最大レバレッジ500倍のMT5スタンダード口座が自動的に作成されます。作成された投資家用口座は、会員ページの口座一覧から確認できます。

STEP

ご希望のストラテジーを選び、最低投資額を確認する

各トレーダーが提供するストラテジー(投資戦略)の一覧から、ご希望のストラテジーを選びストラテジー名を押します。

XMのコピートレードのストラテジー名を押す

各ストラテジー概要項目の意味

項目名意味
アイコンと名称トレーダーのアイコンとストラテジー名
リターン(%)現在までのリターン率
手数料(%)フォロワーが利益の一部として支払う手数料(例:30%なら利益の30%が手数料として引かれる)
勝率勝ちトレード÷負けトレード
ドローダウン(%)最大損失率を示す(例:10%なら運用中の資金が最大10%減少したことがある)
投資家数そのストラテジーをフォローしている投資家の数
投資額フォローしている投資家が合計で運用している資金額
自己資金ストラテジーマネージャー(ストラテジー提供側)が実際に運用している資金額
グラフ過去の運用成績を視覚的に表示するグラフ
「コピー」ボタン選択したストラテジーをフォローし、取引をコピーするボタン

各ストラテジーが設定した最低投資額が口座へ入金されていないとコピーできないため、「最低投資額」の金額を確認します。

XMのコピートレードの最低投資額を確認
STEP

会員ページへ戻り、投資家口座へ入金か資金振替を行う

投資家口座へ最低投資額の資金がないとコピーできないため、一度、コピートレード画面から会員ページへ戻ります。

XMのコピートレード画面から会員ページへ戻る

ご希望のストラテジーの最低投資額以上を投資家口座へ入金します。

投資家口座へ資金振替(別口座からの資金移動)か入金を行います。投資家口座は、「投資家」と表示されています。

XMコピートレードの投資家口座へ入金
STEP

ご希望のストラテジーの「コピー」ボタンを押す

コピートレード画面へ戻り、ご希望のストラテジーの「コピー」ボタンを押します。

XMコピートレードのストラテジーコピーボタンを押す
STEP

ご希望の項目を選択して「コピー」ボタンを押す

コピートレードの設定項目が表示されるので、「投資金額」か「固定マルチプライヤー」のどちらかご希望の項目を選択し、「コピー」ボタンを押します。

一般的には、「投資金額」を選択して、最低投資額以上の金額を設定します。

「投資金額」か「固定マルチプライヤー」のどちらかご希望の項目を選択
項目名意味
最低投資額該当ストラテジーに投資できる最低金額(例:$150なら150ドル以上口座残高がないと投資できない)
Investor Account Equity自分のコピートレード口座残高
自己資金ストラテジーマネージャー(ストラテジー提供側)が実際に運用している資金額
投資金額ストラテジーをコピーする際に投資する金額を設定(例:$150なら150ドルをこのストラテジーへ投資)
固定マルチプライヤーストラテジーマネージャーの取引量に対して、設定した倍率で自分の取引量を決定する方式(例:0.14 → ストラテジーマネージャーが1ロット取引した場合、自分は0.14ロット取引する)
保有中の取引をコピーチェックを入れると、ストラテジーマネージャーが現在保有している未決済のポジションをそのままコピーする(任意)
テイクプロフィット(利益確定設定)設定した金額に達したら、自動的にポジションを決済して利益を確定する(任意)
ストップロス(損失制限設定)フォローしている投資家が合計で運用している資金額(任意)

固定マルチプライヤーの選択を推奨していないストラテジーもあるので注意しましょう。

保有中の取引をコピー、テイクプロフィット、ストップロスの設定は、ストラテジーの投資戦略の意図に合わないことになるので、特別な理由がない限り推奨されません。

STEP

コピー完了

「既に登録済み」と表示されていれば、コピーされています。ストラテジーで取引されると、作成した投資家口座も自動的に同じ取引をします。

XMコピートレードのコピー完了

コピー済みのストラテジーと成績を確認

XMTradingのコピートレードでは、自分がフォローしているストラテジーの成績を「ポートフォリオ」画面から簡単に確認できます。ここでは、投資額や利益状況、ステータスなどをチェックでき、必要に応じてストラテジーの管理も可能です。

ポートフォリオ画面で確認できる内容

XMTradingコピートレードのポートフォリオ

「ポートフォリオ」では、現在フォローしているストラテジーが一覧で表示されます。各ストラテジーごとに、以下の情報が確認できます。

項目名意味
ストラテジー名フォローしているトレーダーの戦略名(クリックすると詳細画面へ)
投資タイプ「投資金額」または「固定マルチプライヤー」のどちらでコピーしているか
投資額そのストラテジーに投じた資金額
支払い済み手数料ストラテジーマネージャーに支払った手数料
決済済み利益すでに確定した利益
未決済利益まだ決済されていない取引の含み損益
総利益決済済み利益+未決済利益の合計
ステータス現在「アクティブ(運用中)」かどうか

詳細画面で確認できる項目

ポートフォリオ画面のストラテジー詳細で確認できる項目

ポートフォリオ画面のストラテジー名を押すと、ストラテジーの詳細情報を確認できます。この画面では、投資状況や取引のパフォーマンスを詳しくチェックし、必要に応じて管理が可能です。

項目名意味
ストラテジー名
マネージャー名
ストラテジーマネージャー(プロトレーダー)の紹介や取引方針
投資金額ストラテジーに投資している金額
登録済みストラテジーをフォローしてからの経過時間
ステータス現在「アクティブ(運用中)」かどうか
手数料ストラテジーの利用手数料(例:10%なら利益の10%が手数料として引かれる)
支払済み手数料ストラテジーへ支払った合計手数料
マルチプライヤーマルチプライヤーを選択した場合のロット数
決済済み利益すでに確定した利益
未決済利益まだ決済されていない取引の含み損益
総利益決済済み利益+未決済利益の合計
終了フォローを解除し、すべてのポジションを決済する
一時停止新規の取引を停止するが、既存のポジションは維持する
ポジション現在の保有中のポジション(T/P、S/L、決済も個別で可能)

ストラテジーマネージャーの戦略に従って取引をしているため、途中で手動決済すると本来の利益を得るチャンスを逃す可能性があります。緊急時以外は、戦略に従うのがベストです。

XM コピートレードのストラテジーの選び方

XMTradingのコピートレードでは、多くのストラテジー(各トレーダーが提供する取引戦略)を選ぶことができます。しかし、利益率だけに注目すると、大きな損失を被る可能性があるため、リスク管理の指標も含めて慎重に選ぶことが重要です。

この項では、初心者が安心して運用できるストラテジーの選び方と、リスクを分散する戦略について詳しく解説します。

1. 各カテゴリータブからストラテジーを絞る

XMコピートレードの各タブの意味

ストラテジーを探しやすくするために、各カテゴリでフィルタリングして検索できます。まずは、自分のスタイルに合いそうなカテゴリからストラテジーを絞ります。

タブ名意味
注目運用成績や人気が高いストラテジーがピックアップされる
最優秀パフォーマー収益率が特に優れたトレーダーが表示される
高勝率勝ちトレード÷負けトレードの勝率が高いストラテジーを表示
高額自己資金トレーダー自身が多くの資金を運用しているストラテジーを表示
低リスク低リスクで安定した運用がされているストラテジーを表示
低ドローダウン損失リスク(ドローダウン)が少ないストラテジーを表示
低手数料フォロワーが支払う手数料が低いストラテジーを表示
人気フォロワーが多いストラテジーを表示
最も投資されている合計投資額が多いストラテジーを表示
ウォッチリストお気に入りに追加したストラテジーを確認できる
すべてすべてのストラテジーを一覧で表示

2. ストラテジーの基本情報を確認する

ストラテジーの基本情報を確認

各タブごとに絞ったストラテジーが一覧表示されており、各ストラテジーの基本情報を確認できます。

項目名意味
アイコンと名称トレーダーのアイコンとストラテジー名
リターン(%)現在までのリターン率
手数料(%)フォロワーが利益の一部として支払う手数料(例:30%なら利益の30%が手数料として引かれる)
勝率勝ちトレード÷負けトレード
ドローダウン(%)最大損失率を示す(例:10%なら運用中の資金が最大10%減少したことがある)
投資家数そのストラテジーをフォローしている投資家の数
投資額フォローしている投資家が合計で運用している資金額
自己資金ストラテジーマネージャー(ストラテジー提供側)が実際に運用している資金額
グラフ過去の運用成績を視覚的に表示するグラフ
「コピー」ボタン選択したストラテジーをフォローし、取引をコピーするボタン

基本情報から選ぶポイント

  • リターンは高すぎるものより、安定した成績のものを選ぶ(20~50%程度)
    • 短期間で極端に高いリターンのストラテジーは、リスクも高い可能性がある
  • 手数料は許容範囲かを検討する
    • 手数料が高すぎると、利益が減ってしまうため、必ず確認する
  • 勝率が高くても、ドローダウン(最大損失)が大きいものは避ける
    • 例:勝率80%でも、ドローダウンが50%なら大きなリスクを抱えている
  • 自己資金を多く投じているマネージャーほど、慎重な運用をする可能性が高い
    • 自分の資金をリスクにさらしているマネージャーは、無謀な取引をしにくい
  • 投資家数が多いほど信頼性はあるが、運用開始時期も考慮する
    • フォロワーが多いと人気がある証拠だが、始まったばかりのストラテジーもあるため慎重に判断
  • パフォーマンスグラフは右肩上がりのものを選ぶ
    • 緩やかに上昇しているグラフは、安定した成績を示している

3. 気になるストラテジーの詳細画面をチェック

ストラテジーの詳細画面

トップページで気になるストラテジーを見つけたら、そのストラテジーの枠を押して詳細画面を開きましょう。

詳細画面では、トップページでは分からなかったマネージャーの経歴や取引戦略、最低投資額などの重要な情報を確認できます。

ストラテジー詳細ページでチェックすべきポイント

  • マネージャーの経歴・説明文を確認する
    • 取引スタイルや過去の実績をチェックし、どのような手法で取引しているのかを説明文から理解することが大切
    • 経歴の信ぴょう性を完全に判断することは難しいため、実績よりも取引手法が明確に説明されているかに注目する
  • 最低投資額が予算に合っているかを確認する
    • そのストラテジーに投資するために必要な最低額をチェック
    • 自分の許容範囲を超えていないか慎重に判断
  • 「パフォーマンス」タブで期間ごとの成績を確認する
    • 1日・7日・30日・90日間・全期間のリターンが安定しているかチェック
    • 短期間の成績が良くても、長期間のパフォーマンスが安定していない場合は要注意
  • 「パフォーマンス」タブのベストトレードとワーストトレードを確認する
    • これまでの最大利益(ベストトレード)と最大損失(ワーストトレード)を比較
    • 勝率が高くても、ワーストトレードの損失が大きすぎる場合はリスクが高いため注意が必要

4. 「リスク」タブでリスク管理の指標をチェック

XMコピートレードのストラテジーリスク

ストラテジー詳細画面の「リスク」タブでは、どの程度のリスクがあるストラテジーなのかを数値で確認できます。

項目意味
リスクスコア(1~10)数値が高いほどリスクが大きい(5~7が適正)
取引頻度ストラテジーマネージャーが7日間・15日間・30日間で何回取引を行ったかを示す指標
取引頻度の目安
・低頻度:7日間で0~5回、30日間で0~20回(スイングトレード向き)
・中頻度:7日間で6~10回、30日間で21~40回(デイトレード向き)
・高頻度:7日間で10回以上、30日間で40回以上(スキャルピング向き)
最大ドローダウン過去の最大損失率
最大ドローダウン時間過去に大きな損失を出した期間をチェック(最近ならリスク高)
取引平均期間1回の取引の平均保持時間
シャープレシオ収益の安定性を示す指標(1以上が望ましい)(ストラテジーの平均リターン ÷ リターンの標準偏差)
トレード毎の平均利益・損失1回の取引で得られる利益と損失のバランス

リスクスコアとは?

リスクスコアは、ストラテジーの値動きの激しさ(ボラティリティ)を1~10の範囲で評価する指標です。数値が高いほどリスクが高く、大きな損失の可能性もあることを意味します。

リスクスコアの計算方法
  • 過去30日間の1日ごとのリターンの標準偏差(値動きのばらつき)をもとに算出
  • 最大平均日次変動率が大きいほど、リスクスコアも高くなる
リスクスコア日次変動率評価
1~30.5%~1.5%低リスク(安定した運用)
4~62.0%~4.0%中リスク(バランス型)
7~105.0%以上高リスク(ハイリスク・ハイリターン)

「リスク」タブでチェックすべきポイント

  • リスクスコア(6以下なら低リスク、7以上はハイリスク)
    • リスクスコア6以下:値動きが安定しており、リスクが低め
    • リスクスコア7以上:ハイリスク・ハイリターンで、大きな利益も狙えるが損失の可能性も高い
    • リスクスコアが10(初期値):取引データが不足している可能性があるため注意
  • 最大ドローダウン(過去の最大損失率)を確認する
    • 過去にどれだけの最大損失があったかを示す指標
    • 10%以下ならリスク管理がしっかりしている証拠
  • 最大ドローダウン時間(過去の損失期間)をチェック
    • 過去に大きな損失を出した時期をチェック
    • 最近の期間で大きなドローダウンがある場合は、現在も不安定な可能性あり
  • シャープレシオ(リスクとリターンのバランス)を確認
    • シャープレシオが1以上なら、リスクを抑えながら利益を出している証拠
    • 2以上なら、より安定した運用と判断できる
  • トレード毎の平均利益・損失(利益が損失を上回っているか確認)
    • 1回の取引での平均利益と平均損失を比較
    • 平均利益が平均損失より大きければ、安定した収益が見込める

5. 「ポートフォリオ」項目で取引履歴をチェック

XMコピートレードのストラテジーの取引履歴

「ポートフォリオ」項目では、ストラテジーの現在保有している未決済ポジションと、すでに決済された取引履歴を閲覧できます。

この情報を活用することで、以下の点を確認できます。

  • 利益や損失の幅
  • ストラテジーが現在どの銘柄を保有しているか
  • トレンドに逆らった取引をしていないか
  • 売買の方向性(買い or 売り)
  • 注文数量(取引の規模)

「ポートフォリオ」項目でチェックすべきポイント

  • 未決済ポジション(ストラテジーが現在保有している取引)
    • どの銘柄(例:GOLD、EUR/USDなど)を取引しているかをチェック
    • 買い(ロング)か売り(ショート)かを確認し、トレンドと一致しているかを見る
    • 未決済ポジションが多すぎるストラテジーはリスクが高い可能性あり
  • 決済済み履歴(過去の取引結果)
    • どの銘柄で利益を出しているか、または損失を出しているかを確認
    • 過去の取引が安定しているか、極端な損失を出していないかを見る
    • 過去の取引履歴で損失が続いている場合、リスク管理が甘い可能性あり
  • 売買の方向性(市場のトレンドと一致しているか?)
    • 市場のトレンドと売買の方向性が合っているかを確認することが重要
    • 例:上昇トレンドの市場で売り(ショート)ばかりしている場合、逆張り戦略の可能性がある
  • 取引の規模(注文数量)
    • 取引ロットが大きすぎると、ハイリスク・ハイリターンの可能性があるため注意
  • 損益の幅(利益が損失を上回っているか?)
    • 平均利益が平均損失を上回っているかをチェックし、安定したストラテジーかどうかを判断

XMTradingコピートレードの注意点

XMTradingのコピートレードは、プロトレーダーの取引を自動でコピーできる便利なシステムですが、リスクを理解し、適切に管理することが重要です。

市場の変動により思わぬ損失が発生する可能性ある

FX市場は、経済指標の発表や政治的な出来事などによって急激に変動することがあります。パフォーマンスの高いトレーダー(ストラテジーマネージャー)をフォローしていても、全ての取引が必ず利益になるわけではなく、時には大きな損失を被る可能性もあります。

対策
  • 複数のストラテジーをフォローし、リスクを分散する
  • ストップロス(損切り設定)を活用し、損失を限定する

一つのストラテジーに全額投資しない(分散投資の重要性)

一つのストラテジーに全資金を投入すると、マネージャーの戦略が失敗した際に大きな損失を被るリスクがあります。特に、過去に好成績を残していても、未来の相場が同じように動くとは限りません。

投資するストラテジーを手法ごとに分散させると、リスクを分散できます。

リスク分散の例($1,000を投資する場合)

  • ストラテジーA(デイトレード型・USD/JPY買いメイン):$300
  • ストラテジーB(デイトレード型・USD/JPY売りメイン):$300
  • ストラテジーC(スキャルピング型・ハイリスク):$100
  • ストラテジーD(スイングトレード型・中リスク):$200
  • ストラテジーE(スキャルピング型・ハイリスク・BTC/USD):$100

このように分散することで、1つのストラテジーが損失を出しても、他のストラテジーで補うことが可能になります。ハイリスク型は、投資金額を少ない比率にするのが一般的です。

対策
  • 2~4つの異なるストラテジーに分散投資し、リスクを低減する
  • 異なる取引スタイル(デイトレード・スイングトレードなど)のストラテジーを組み合わせる

運用成績の過去データに過信しない

ストラテジーの過去のパフォーマンスは、将来の成績を保証するものではありません。特に、短期間で極端に高いリターンを出しているストラテジーは、一時的な相場の流れに乗っただけの可能性もあります。

対策
  • 30日間・90日間・全期間のリターンを比較し、安定性を確認する
  • 急激に成績が上がったストラテジーより、長期間安定しているものを選ぶ

市場の状況に応じてストラテジーを見直す

経済状況や相場のトレンドが変わると、過去に好調だったストラテジーが突然不調になることもあるため、定期的にパフォーマンスを見直し、必要ならストラテジーの変更も検討しましょう。

対策
  • 月に1回はストラテジーの成績をチェックし、リスクが高まっていないか確認
  • 不調が続くストラテジーは、一時停止やフォロー解除も検討する

XMTradingコピートレードの使い方のまとめ

  • コピートレードとは、収益を上げているトレーダーの取引をコピーして自動売買できる便利な仕組み
  • コピーする手法は「ストラテジー」と呼ばれる
  • 取引手法を提供するトレーダーは、「ストラテジーマネージャー」と呼ばれる
  • コピーする側は「投資家」と表現される
  • コピートレードを始めるには、コピートレード専用の投資家口座を作り、投資家口座へ最低投資額を入金して、ストラテジーをコピーすればOK
  • コピートレードのストラテジーリストから、リターン・勝率・ドローダウン・手数料などをチェック
  • ストラテジー詳細画面でマネージャーの経歴や最低投資額などを確認する
    • パフォーマンス・リスク・ポートフォリオの各タブで詳細な成績を分析
    • リスクスコアや最大ドローダウンをチェックし、安全なストラテジーを選ぶ
  • 手数料が高すぎるストラテジーは、実際の利益が減る可能性があるため注意
  • 一つのストラテジーに全額投資せず、複数のストラテジーに分散投資する
  • ストップロスの設定が可能か確認し、必要に応じてリスク管理を行う
  • 市場の状況に応じて定期的にストラテジーを見直し、不調なら変更を検討する

XMTradingのコピートレードは、プロトレーダーの取引を簡単にコピーできる便利な仕組みですが、リスク管理が重要です。

適切なストラテジーを選び、リスクスコアやドローダウン、手数料などを慎重に確認することで、安定した運用が可能になります。また、複数のストラテジーに分散投資し、定期的に成績を見直すことで、リスクを抑えながら利益を狙うことができます。

これらのポイントを意識して、XMTradingのコピートレードを賢く活用してみましょう。

XMのコピートレードに関するよくある質問と回答(FAQ)

コピートレードとは何ですか?

コピートレード(Copy Trading) とは、経験豊富なトレーダーの取引をコピーし、自分の口座でも自動で同じ取引を行う仕組みです。

コピートレードは安全ですか?

優秀なトレーダーでも、市場の急変には対応できず損失を出すことがあります。100%勝てるわけではないことを理解しておきましょう。

ストラテジーとは何ですか?

FXのコピートレードにおけるストラテジーとは、取引手法(取引戦略)のことです。このストラテジーをコピーすることで、自分の口座でもストラテジーと同じ取引を自動で行えます。

ストラテジーマネージャーとは何ですか?

ストラテジー(取引手法)を提供するトレーダーのことを指します。プロのトレーダーもいれば、一般のトレーダーもいます。

誰でもストラテジーマネージャーになれ、ご自身でストラテジーを提供して収益を得ることもできます。

どようやってコピートレードをしますか?

まずは、XMTrading会員ページのコピートレード画面を開き、投資家口座を作成します。投資家口座のIDやパスワードは自動的に作成され、MT5スタンダード口座が開設されます。

投資家口座へ入金、または、他の口座から資金振替を行い、コピートレードに必要な最低投資額を満たします。

ご希望のストラテジーを選び、コピーボタンを押してスタートできます。

詳しくは、当記事の「XMTradingのコピートレードの始め方」の項目で解説しています。

コピーした運用成績はどこから確認できますか?

メニューのポートフォリオの画面から確認できます。

スマートフォンからでもコピートレードができますか?

はい、スマートフォンからでも可能です。MT4/MT5を使用しない自動売買のため、ストラテジーのコピーボタンを押せばコピートレードが完了します。

コピートレードのリスク管理はどうすればいいですか?

ストップロス機能を活用し、損失を最小限に抑える設定を行うのが重要です。また、複数のトレーダーをフォローし、リスクを分散するのも効果的です。

どのようなストラテジーを選べば良いですか?

当記事の「XM コピートレードのストラテジーの選び方」で解説しています。

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詳しくは、「編集方針」にて表記しております。

記事執筆者

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また、記事の監修は、弊社の2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)および証券外務員二種資格を保有する佐山翔太が担当。佐山は、FX歴15年以上、株式取引歴20年以上の投資経験を持ち、数十万ドル規模の資産運用を個人で実践しています。さらに、NLPマインドマップおよびコーチング研修を修了し、専門的な金融知識をわかりやすく伝えるスキルにも定評があります。
大学時代に金融工学を専攻し、学術的な理論を深く理解しているため、FX取引に関する実務的かつ専門的な視点から記事監修を行っています。

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