MT4お薦めのインジケーター組み合わせ
MT4(MetaTrader4)のお薦めインジケーター組み合わせをご紹介します。複雑なMT4のインジケーターを使用するより、一般的によく使われるインジケーターの方が、売買指標に当てはまる確率が高くなります。
これは、世界的に使われているインジケーター通りに売買している人が多いことから、より一層そのインジケーターが正しく機能するという背景があります。
インジケーターは、チャートに一つだけではなく複数を重ねて表示することが可能です。
インジケーター組み合わせ例
移動平均線(Moving Average)3種類
エンベロープ(Envelope)
MACD(マックディー)
SpreadLabel.ex4
JPN_Time_SubZero.mq4
OneClickClose.ex4
※上記は、インジケーター組み合わせ例です。
エンベロープは、お好みでボリンジャーバンドに変えても良いでしょう。他にも自分のトレードスタイルに合わせて自由に組み合わせることが可能です。あまり多くのインジケーターを一度に表示させない方が売買指標が分かりやすくなります。
インジケーターを組み合わせたチャート
上記のインジケーターを全てチャートに表示した例です。
売買指標は、「移動平均線・エンベロープ・MACD」の3つだけです。他の3つは取引しやすくさせるためのスクリプト(プログラム)です。
各インジケーターの設定例
移動平均線(Moving Average)
期間: 25、75、200(3種類)
移動平均の種別: Exponential(指数)
適用価格: Close
スタイル: 期間に応じてお好みの色を選択
移動平均線の設定は簡単です。一つの移動平均線だけではなく、3つの移動平均線を複数表示させます。期間は、25/75/200としましたが、他にも7/14/50/100/125などの期間が使われています。
また、移動平均線の種別は、Exponential(指数)です。単純移動平均線ではなく、指数移動平均線となります。
エンベロープ(Envelope)
期間: 14
移動平均の種別: Exponential(指数)
適用価格: Close
偏差: 0.05~0.15(15分足の場合)
色の設定タブ: お好みの色を選択
レベル表示タブ: 0を追加(Envelope中央の線)
表示選択タブ: 設定したとき間足だけに適用させたい場合
Envelopeは、チャートの時間足に合わせて偏差も変更します。15分足の場合は、一般的に0.05~0.15の範囲内で調整されます。偏差値調整方法は、エンベロープをチャートに表示してみて上限と下限にちょうど価格が接触し反発する辺りで偏差値を調整していきます。期間は、初期設定の14が一般的です。
MACD(マックディー)
短期EMA: 12
長期EMA: 26
シグナル: 9
適用価格: Close
色の設定タブ: お好みの色を選択
レベル表示タブ: 0を追加(Envelope中央の線)
MACDは、基本的に初期設定のまま使用します。お好みに合わせて色を変更するのも良いでしょう。
SpreadLabel.ex4
SpreadLabel.ex4は、チャートの右上にリアルタイムでスプレッドを表示させるカスタムインジケーターです。
経済指標時などにスプレッドが広がりやすい時に、リアルタイムでスプレッドを確認できるので便利です。
Object_Color: 文字色を変更できます
Object_FontSize: 文字サイズを変更できます
特に設定することなく適用させればそのままで利用できます。チャートが黒の背景で文字色も黒の場合は、当然見えなくなってしまうので白色などに変更する必要があります。
JPN_Time_SubZero.mq4
JPN_Time_SubZero.mq4は、MT4のチャート表示時刻から日本時間を追加で表示させるプログラムです。
MT4は、サーバー時刻がチャートに表示さされます。このインジケーターを追加すると、日本時間も確認することができて便利です。
UseLocalPCTime: True
HOUR: True
MINUTE: True
設定箇所は、上記の3つのみでOKです。面倒であれば、初期設定のままでも一応利用は可能です。
OneClickClose.ex4
OneClickClose.ex4は、MT4で一括決済を可能にするスクリプト(プログラム)です。
MT4の標準機能では、取引中のポジションを一括決済することはできず、1つずつ手動で決済するしかありませんが、このスクリプトを利用することで一括決済が可能になります。
OneClickClose.ex4の設定は特にありません。チャートに適用させればそのまま利用できます。
もし、ボタンの位置が見づらいので変更したい、サイズを変更したい際は、チャート右クリック「エキスパートアドバイザ」→「設定」→「パラメーターの入力」から変更可能です。
尚、各インジケーターを設定したチャートは、他のチャートにも同じ設定をコピーして簡単に反映させることができます。